ないこside
みんなは頷く。
俺は5回インターホンを鳴らす。
勢いよくドアが開いて、あなたが飛び出してくる。
涙目のあなたが俺に抱き着いてくる。
そしてそれと同時に、奥から知らない男が出てくる。
「なにがしたいんだよ。お前らは。」
「ほんとに暴露するからな?いいのか?」
今まで出したことないほどの低い声が出た。
一旦あなたをりうらに預ける。
あなたはゆっくりとりうらの元へ歩き出す。
「嘘ついてもバレないんだぞ?」
「俺言ったよな?もう二度と関わるなって。」
「いいか?あいつは俺の彼女なんだ。」
あなたはゆっくり首を振る。
「んだとてめぇ、、!!!!」
あにきが男の腕を素早く止める。
「、、、絶対に許さねぇ。お前らまとめて全員消えてしまえばいいのに。」
「誰がなんというとそいつは俺のもんだ。」
「もうそいつの体には俺が染み付いてる。」
「二度と俺たちは離れない運命なんだよ。」
耳が痛くなる声でそう叫ぶ。
公共の場でよくそんなくさいセリフを言えるな。
それについては俺も同感。
でも今決着をつけないと、後々めんどくさいことになる。
それもそれで嫌だ。
「誰が、諦めるかっ、、。俺は絶対にあいつと生涯を終えるんだっ、、!」
早く諦めてくれねーかな?
するとりうらが耳打ちしてくる。
そうか。警察を呼べばよかったんだ。
「好き?そんなとこねーよ。」
「あーまぁ1つ言うとしたら、俺に従ってくれるとこか?」
「それ以外にこいつに魅力なんて1ミリたりとも感じたことねーよ。」
はぁ、、ほんとこいつ見る目ねーわ。
こんなに可愛い子がいて魅力がない?あほらしい。
まぁ警察が来るまでは何とか耐えないとな。
なにやってんだあいつら。
まぁいむしょーらしくていいか。
暇だったんだろーな。俺も暇だけど。
あ、そういうことだったのか。
よし。じゃあもうそろそろか。
「は?!なんだよ最後って!!!!」
「あぁ、お前らには二度と会わないかもな。こいつは俺のもんで変わりないだろうけど。」
「は?!!いつの間に?!!」
そして男は無事連行された。
どんな処罰が食らったんだろうか。
まぁ俺からしたら死刑くらいじゃないと割に合わないけど。



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!