息が荒くなっているのが自分でわかる
でも止まらずにはいられなかった
走らなければ
急がなければ
必死に角を曲がり扉を開けた先は
あなたのデータをセーブしていた部屋
▶待ってピー音草
▶AIが誰かの名前呼んだ?
▶若干貫通してて草
こちらに向かってなのか、
リスナーに向かってなのか
ニコニコと屈託なく笑うあなたは
逆に狂気に感じた
楽しそうに話すあなた
よく見ると、目が笑っていない
▶あなたと同じ声した人がいるの?
▶あなたの元ネタいない?
▶え??なにこれどゆこと?
リスナーはこの事態を理解出来ていないようで
勝手な憶測を軽々しくコメント欄に流していた
涼しい顔をして私に問いかける
その姿をみた瞬間
私はパソコンの画面を地面に叩きつけていた














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。