第24話

#20
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2025/02/15 09:00 更新
ーー夜ーー
仕事が終わり、20:00に退社をする。

うりさんから、ここでと言われた街郊外の丘に着く。
周囲を見回すもまだ彼は来ていなかった。
(なまえ)
あなた
話ってなんだろ…?
私の話は、翔太について。

彼は元彼で過去に色々あったけど、今はなにもなくて、うりさんのことが大好きだと言うことについて。


じゃあ、うりさんは…?

この前のあのピンクの女の子の話?

仕事の話…?

それとも…
(なまえ)
あなた
別れ、話…?
そう言葉を漏らした時、足音が聞こえた。

背後から、私を呼ぶ声。
うり
うり
あなた。
その優しい声を聞くだけで、何故か泣きそうになる。

涙を我慢し、冷静を保ち、彼の方を向く。
(なまえ)
あなた
うり
うり
ごめん、遅くなった。
(なまえ)
あなた
いえ…
言葉が出ない。

別れという言葉がよぎる度、胸が詰まる。

何を話されるんだろう?

悪い話だったらどうしよう?

悪いことばっかが駆け巡り、嗚咽しそうになる。


別れ話とかそういうのだったら、私から先に話さないと、後に話せなくなる可能性がある。

私から先に話した方が…いいよね…?
(なまえ)
あなた
あの…お話があります。
うり
うり
俺もだ。
俺からさ…((
(なまえ)
あなた
私が話しますッ!!!!
うり
うり
珍しく大きな声が出た。

自分でも驚いてる。

うりさんも目を見開いてる。

けど、私は進まないと。

きちんと説明しないと…!
(なまえ)
あなた
最近、中途採用で入社した西園寺翔太。
彼は私の元彼で________…
(なまえ)
あなた
ってことがあり、今に至ります。
のあさんに話したのと同じように全てを話した。

思い出したくない過去。

泣きながら話す私を見て、話し終えたあと、ものすごく辛そうな顔をするうりさん。
うり
うり
ッ…
でも、あのときうりさんに話しておけば、こんな亀裂が入ることは無かった。

だから、うりさんにしっかり謝らないといけない。

辛そうな顔をするのも今こうなってしまったのも。

全部全部自分のせい。
(なまえ)
あなた
この前、ちゃんと説明出来なくてごめんなさい。
過去の話だから、今のうりさんに迷惑掛けたくなくて、黙ってました。
嗚咽しながら話す私に頭を下げるうりさん。
うり
うり
…ごめんな、気付かなくて。
そんな裏があったこと…
(なまえ)
あなた
いいえ、私が説明しなかったのがいけないんです。
でも、ほんとに全てはあのとき話せばよかった話。

うりさんが謝る必要なんて無い。


そして、最後に言いたかったことを伝える。
(なまえ)
あなた
私は…
これを伝えれれば、このあとうりさんからどんなこと言われても良い。

私の想いが届けば、それでいい。
(なまえ)
あなた
"うりさんのことが大好きです。"
顔を上げはっきり伝える。

すると、うりさんは何かを決心した顔をし、カバンの中に手を入れ、両手サイズの箱のようなものを取り出した。
うり
うり
…ありがと。
俺も言わなきゃだよな。
(なまえ)
あなた
ッ…!
"言わなきゃ"といううりさんの言葉に、胸がキュッとなった。

目の前がチカチカする。

心臓がバクバクいってる。

息が吸いづらくなる。
うり
うり
あの日、俺と歩いてたアイツは…
やだッ…やめてッ!!


彼女?

愛人?

浮気相手?

セフレ?

妻?


嫌な連想が駆け回る。

やだ、聞きたくない…

けど、聞かなきゃいけない。

あれは誰なの?

距離近く歩いてて、普通では無いことは確か。

真実は聞かないことには分からない。


ゆっくり深呼吸をし、冷静になる。

何があっても、私は彼にさっき想いを伝えた。

彼がなんとあろうと、私はいい。


そう思い、うりさんを見ると、うりさんの口から返ってきたのは予想外の言葉だった。
 
うり
うり
アイツは俺の___なんだ。






























(なまえ)
あなた
えッ…?
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