あなた s i d e
先生「頼みたい事と言うのはだな 、新しく来た永瀬先生居るだろ?」
『あ、はい 。』
先生「その永瀬先生の為に学校を案内してやって欲しいんだ 。」
『えっ 、なんで私が?!』
先生「君はどうせまたすぐ寝てしまうからだ」
『あっ 、なるほど 、笑笑』
先生「まっ、そう言うことだからよろしく頼むな」
【 先生はすぐにその場から立ち去った 。】
( はぁ…。めんどくさ 、)と思いつつも私は永瀬先生に学校案内をすることにした 。
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今は学校案内をしている最中だ 。
特に何も話さずにほっとしていたが …
永瀬「俺が自己紹介しとる時なんか話してたやろ?」
急に話しかけられてびくっとした 。
『えっ 、あっ 、な 、何も話してなかったですよ?』
永瀬「んはっ 、笑」
永瀬「お前分かりやすっ(笑)」
『お 、お前?!私にはしっかり名前があります!!💢』
永瀬「名前なんて言うん?」
『えっ 、さっき〇〇先生から名前教えてもらわなかったんですか?』
永瀬「んー 、忘れた 。」
永瀬「俺な 、興味無いことすぐ忘れちゃう癖があって 。」
『教師なら名前覚えなきゃ行けないのに?名前が覚えられないんですか?笑』
永瀬「あのさー 、バカにせんといて?」
永瀬「お前って面白いやつやな笑」
『はっ?』
永瀬「さっきから俺のことはバカにするしこんなにかっこいい俺のこと見てもきゃーきゃあ言わんし 。」
『あのですねー 、女の子皆がイケメンきゃーきゃーなる訳ではないんですよっ』
永瀬「へぇー笑」
『もう少し興味持ったらどーですか?笑』
永瀬「お前に言われた無いわ(笑)」
永瀬「お前も俺にちっとも興味ないくせに笑」
『なんで分かるの…。 怖っ、、』
キーンコーンカーンコーン 🔔
学校案内がくだらないやりとりになってしまった 。
永瀬「んじゃあ 、俺次担当の授業あるから先行くわ 。名前 、吉川あなたな 。覚えとくわ」
スタスタと行ってしまった 。
(名前言ってないのになんでわかったんだろ…)
(まさか 、知ってて私をからかった?!)
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。