第7話

No.7
11
2021/05/05 14:05
誕生日プレゼントは喜んで貰えた。そして、付き合い始めて半年が経ちました。もう半年も経ってるんだね、こんなに長く続くなんて思って無かった。
半年経った今も、光輝を好きか?って聞かれたら分からない。彼は好きだって言ってくれるけど、それが怖い。本当に私が好きになったら、別れる時に辛いんじゃないかって。それに、本当に光輝は私の事を好きなのかって、ただの気の迷いなんじゃないかって、嫌われる時が来る。私は今でもそんな事を考えて。最低だなって思う。
光輝
今日は酒飲む?
理沙
…あのさ、私にお酒飲むかって聞かれても、飲まないって答えないんだけど、飲むか飲まないかって聞かれると、飲まないって答えないんだけど。
最近で変わった事と言えば、カラオケに来て、お酒を飲むようになった事。最初は何となくで頼んで飲んだのが、今では定番になりかけていて、私はお酒が大好きなんだけど、凄く弱い。5パーの缶チューハイでも酔って記憶を飛ばすくらいだ。
光輝
飲むなら早めに言ってな?
理沙
光輝が飲むなら飲むよ。
そして、お酒が好きだからさ、飲む?って聞かれると、飲む!ってなる。今日は飲まないでおこうって思っていても、飲む?って聞かれると、飲まない!って言えない。逆に飲みたい!ってなってしまう。
挙句に、飲む?飲まない?の2択で聞かれたとしても、飲まないって答えれない。
光輝
俺はどっちでも良いけど?飲めって言うなら飲むよ?
理沙
うぅぅ…任せる!
光輝が、今日は酒飲む気分じゃないし、いいや!って思ってくれる事を期待して任せてみたが
光輝
あ、すみません。レモンサワー2つお願いします。
理沙
…頼んでるし
期待も虚しく、って感じで、どうにかしてお酒の誘惑に勝てるようにしよう、せめて、お酒に強くなれるようにしよう。と間違えた考え方になったのは言うまでも無い。

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