私は思わず部屋の中でそう呟いた
不味い…
昨日迄忘れていたから何も用意していないっ…!!
というか、太宰さんは何が喜ぶのだろうか…
私と太宰さんは趣味が合うだから、
私が好きなモノあげれば喜んでくれるかも…?
私はそう言って、部屋の二階の窓から家を出た__
誕生日でも自殺未遂中のブレない太宰さんを見つけて、宙を浮いている中、私は遠目から声を掛けた
太宰さんは川の中からヒョッコリ顔を出して、
元気よく嬉しそうにそう言った
それから太宰さんは川辺へと戻り、
濡れて重い足取りで此方へ来た
そう言って、
私は小さな小包と小さな紙切れを渡した
快くそう言うと、
太宰さんは丁寧な手付きで、
リボンを解いていった
太宰さんは背表紙の赤い本を手に取っていた
ニコニコと笑いながら私は説明すると、
太宰さんは感動していて、今にも泣きそうだった
微笑みながら、自殺本を丁寧に抱え、
太宰さんは嬉しそうにそう言ってくれた
よし、太宰さんを喜ばせよう作戦大成功…!
私はニッコリと笑った
だが、贈呈品は之だけでは無かった
今度は
小さなメモ用紙に書かれた紙切れに
目を付けて、手に取った

そう、まさかの手作り!!!!!(((
喜んでくれるか分からないけど…
あ、目がキラキラ輝いてる…嬉しそ~((
元気にそう返事すると、
太宰さんはパアッと嬉しそうに笑った
心の中で考えている事はお互い一緒のようだった…
そう唱えて、私はパチンッと指を鳴らした
すると、
私と太宰さんの目の前には
大きなダンボール箱が出てきた
太宰さんは恐る恐る中を覗いた
ダンボールの中には包帯がビッシリと詰まっていた
太宰さんは其れを見た途端に、
ダンボールからくっ付いて離れなくなった
いやぁ~喜んでくれて良かった…
日本の包帯買い占めたかいがあったよ(((ゑ?
やっぱ包帯は必需品だよね、分かるよ…((
(全身に包帯巻いてる人×2)
そう唱えて、私は又、指をパチンッと鳴らした
そう言って、
私は手に炎を出したり水を出したりと繰り返した
すると其れを見て、
太宰さんは物珍しそうな顔をした
矢張り考えている事は同じ、
心中仲間二人組であった_____













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。