木の影から微かに見えた
イトナくんはトドメにかかるためか、触手の先が
刃物のように鋭く伸びている
とどめにかかろうとしたその瞬間、
寺坂の怒りを感じ取らせる荒い声が
イトナくんの動きを止めた
寺坂くんは 怒りながら
シャツを脱いで 水の中に入った
その頃
私は不安になりながらも様子を見ていた
寺坂くんはイトナくんの触手攻撃をモロに受けた。
……が、耐えて攻撃を止めた
するとイトナくんがくしゃみを連発しだした
イトナくんはくしゃみを連発して涙目だ
傍から見たら 花粉症に等しいだろう
イトナくん自身も 何が起こってるか分からず
困惑した状態で立っていた
カルマくんは皆に指示したあと
私の方を向いて
そう言い 私を軽々とお姫様抱っこしながら
高い場所へと移動した
寺坂くんやクラスのみんながプールに飛び込んで
イトナくんに水を浴びせてる
殺せんせーの弱点 :水に触ると触手がふやける
同じ触手持ちのイトナくんも同じ弱点だと突いたのだ
しばらくして
イトナくんは皆を睨んだ後
私の前に来た
貰ったのは イトナくんの制服の上着だった
そう言い残し 去っていった
よかったと思ったのも束の間
嫉妬で拗ねてるカルマくんに問い詰められたのは
言うまでもない。



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。