ペットボトルを片手に持った青髪イケメンが言った。
翔君からペットボトルを受け取り口元へ運び、翔君カラーの炭酸ジュースを飲む。
うん美味しい。
甘党にはぴったりの甘い味が口に広がった。
そう言って、翔君から貰ったペットボトルを持って、自分の荷物が置いてある場所に戻った。
はあ?
どうやったらそんなにバカな考えが思いつくのだろうか、
鴎君は真剣に、綺麗な黄色の瞳を私の目に合わせてくる。
鴎君の翔くん愛には呆れる。
翔くんへの愛が強くて、すこし悔しいと言う気持ちもあったりして。
鴎君と距離が狭ばってくる。
長年の相棒でも、こうゆう馴れ合いは少し恥ずかしい。
距離が近くなるにつれ鴎君の匂いが近づく。
甘くてelegantないい匂い。
って、何考えてるんだ私。
鴎君のアホっぷりにはほんと呆れる、
てか、翔君とはできないのに、私とはできるって、
私が眩しくないみたいで、なんかムカつく!
は?
鴎君が顔を近づけてきて今にも唇が触れそうなくらい
近づいた。
鴎君のお腹を足でばーんっと蹴り、
すこし離れた。
心なしか、すこし顔が熱い気がする。
唇が一瞬だけ触れて、不意打ちなキスをされた。
顔が熱くて、耳まで赤くなってるのがわかる。
今のキスはあの炭酸ジュースよりも甘かった気がする。
下手すぎて萎える
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!