第6話

新たな試み
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2023/02/02 22:00 更新
 連携をとる練習を始めはや一週間。最初と比べ明らかに連携がとれてきており、ドスランポスではもう相手にならないほどまでに成長した。
 また、動きの一つ一つも成長しており、ミナトの場合は太刀の間合いをしっかりと把握し周囲を警戒する能力も身についた。
 アルに関しても同じで、ボウガンの適正距離を把握し、視野を広めることで前線に立つミナトにいち早く指示を出せるようになり彼のダメージを最小限に抑えることが可能となった。とはいえ、これがどのモンスターにも適応できるかと言われるとなんとも言えないもので、あくまで『ドスランポス』との戦闘はスムーズになっただけ。ほかのモンスターで試したことはまだない。なので、完璧な連携がとれたと喜ぶにはまだ早いのだ。
 だが、当人たちはそのことが頭の中から抜けているため後に大変な目を見ることになる。
ミナト
よし、ある程度動けるようになったな
アル
連携も取れるしこれなら大丈夫ね
ミナト
なら、早速行くか?
アル
一旦装備を整えてからね
 その後お互い自宅に戻り装備を整える。剣士系統であるミナトはガンナーのアルと比べ、準備にそれほど時間はかからず、集合時間の20分ほど前に整ったのでその余った時間で本棚からモンスター図鑑を開きイャンクックについて少し調べることに
ミナト
イャンクックは色んなハンターが最初につまずく壁と言われてる
ミナト
いわゆる登竜門ってやつだよね
ミナト
なんでそんなふうに言われてるかというと
ミナト
熟練ハンターたちが口を揃えて言う『彼の動きは全てのモンスターの基礎的なものばかりだ』という発言
ミナト
それ故にまだ動きになれていない新米ハンターはその動きに翻弄される
ミナト
彼を倒してようやくハンターを名乗れるってもの
ミナト
熟練ハンターたちの武勇伝に必ず出るモンスターとしても有名だからか
ミナト
彼を倒すことがハンターになる登竜門と言われてるわけね
ミナト
まぁ、確かにランポスと比べればちゃんとした攻撃とかありそうだしね
ミナト
図鑑をペラペラめくってるけど、ランポスくんはだいたい大型種の餌になってるらしいし
ミナト
ランポス倒してドヤ顔はダサいよな
ミナト
んじゃ、イャンクックの行動パターンは……
 彼の生態について詳しく知ろうとしていた時ドアをノックする音と共に、アルの声が聞こえてくる
アル
いつまで家ん中にいんの?
アル
私もう準備できたけど
ミナト
あ!もうそんな時間か
ミナト
すまんすぐ行く
 読んでいた図鑑をすぐに閉じて太刀を背負い、普段使いしているポーチを付けてアルと合流する
アル
剣士の癖してなんで準備遅いのよ
ミナト
準備は早く終わってたけど余分な時間で少しイャンクックについて調べようかとね
アル
で、なにかわかったの?
ミナト
行動パターンを把握する直前でアルが来たから何も分かってないよ
アル
何してんのよ…
ミナト
強いて言うなら、熟練ハンターたちの武勇伝によく出てくるとか
ミナト
全てのモンスターの行動パターンの基礎的なものが彼にはあるとか
ミナト
そんな感じかな
アル
ふわっとしてるわね
ミナト
本編に入る前のちょっとした小話で終わったからね
アル
まぁ、そんな情報なくても私たちなら行けるわよ
ミナト
だといいね

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