チーンコーンカーンコーン(チャイム)
さようなら!!!
家の前にて…
パキパキ ぐちょ…
夜……
カサカサカサカサ、カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
カサカサカサカサ、カリカリ…
カサカサグリグリ、スポンっ!(魂が抜けた音)
書類をパラパラとめくり契約をする神。
次の瞬間、かんたはキッチンの床にいた。
六本足。触覚。カサカサという足音。
そして、聞こえる人間の悲鳴。手にはスリッパ。
カサカサカサカサカサカサカサカサ
パンッパン(スリッパで叩く音)
かんたの叫びは人間には耳障りな音だった
カサカサカサカサ
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!