北斗Side
俺、松村北斗。京本のいるカフェに二度目の来店。
「いらっしゃいませ〜…」
今日も京本は可愛い。うん…当たり前か。
「お待たせしましたコーヒーです……」
「可愛い。」
レジにいる樹にキッと睨まれる。普通ここまで聞こえるか?
……じゃなくて違う。今日は京本をナンパするために来たんじゃない。
「あの………。」
「……?」
「こ、今週の土日暇ですか!!!」
よく言ったぞ俺……
京本はというとびっくりして目が丸になってる。……可愛い。
「つまり…、デート?」
「うん…」
「きょもダメ!こんな変態と2人でなんて!」
足速……さっきまでレジに居ただろ……
「樹には関係ないだろ」
「あっきょも!お客様注文してる!行ってきな!」
「えっあっ、はーい!!」
「チッ…………はぁ……」
他の人に迷惑かけるのもアレだし今日は諦めて帰るか…
「あ、あの……」
ドアノブを掴んだ時まさかの京本が俺の裾を引っ張ってきた。
「こ、これ俺の連絡先…いつでも連絡して良いので…」
「……え?」
そう言った途端走って去っていった京本。
ドアにもたれ掛かって倒れるように座る。
「はぁぁぁ………………」
「これじゃ、もっと好きになっちゃうよ……」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。