第15話

すみませんが、木馬荘、炎上しました。
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2025/07/26 02:04 更新
ーー数日後

あー、朝日まぶし、、
ミニトマトの様子見よーっと。あ、結構実ってる、蝶々いる、可愛い。

「おや?」
『ん?』
あ、昴さんだ。
『おはようございまーす、昴さん、今日も水やりですか?』
「ええ、おはようございます、あなたの下の名前さん。」
朝から昴さんに会えるのは嬉しいなあ、あ、てんとう虫だ、可愛い、
「おや、てんとう虫ですか」
『あ、ですです、かわいーですよね。てんとう虫。』
「はい、今日はお仕事はお休みですか?」
『おやすみじゃないですよ、昴さんは大学ですかー?』
「ええ、今日は呼び出されたので、少し。」
『え、そうなんですか?がんばです、あ、ミニトマト食べますか?』
「おや、いいのですか?では」
『ふふ、どーぞ、一番赤いヤツあげます』
「嬉しいですね」
ーー深夜

んー、これくらいでいいかな、そろそろ行こ。
今日炎上したら、ギリギリセーフがすぎるね。あー、私、かいとくんになんて呼ばれてんだろうなあ。なんだろ、ちょっと楽しみかも。

カツカツ

バカ重い、、てか、博士から借りたカニ型ハサミ返さなきゃだな。帰ったら返そ。

ガチャ

コインロッカー近くで良かった。んー、お、ちょうど入った、らっき〜。

バタン

ガチャ

帰ろう、、あー、眠い、寝たい、今何時だ、うわ、もう日付が変わってる。やば、早く帰ろ。あー、朝ごはん何食べようかなあ、適当にコンビニよるか、意外と近めにあったし。肉まん食べたくなってくる、、早く帰ろ〜。

ーーー

うーわ、、まじで炎上してて死ぬ。肉まんかってきたのに、、くそ、犯人のヤツゆるすまじ。

「ん?おまえさんもここに住んでたのか?」
『え?あ、警察の方?』
「ああ、警部の弓長だ。よろしくなねえちゃん。」
『はい、あ、事情聴取的なのあったりします?』
「ああ、あっちできかせてくれねえか?」
『大丈夫です。あ、その前に肉まん食べていいですか、?めちゃお腹空いてて、やっぱだめです?』
「いや、食ってからでいい、あっちにまだ話を聞きたい奴らがいるからな、最後でいいか?」
『全然大丈夫です!ありがとございます』
やったあ、おなかすいてたんだよねえ、弓長警部やさし、

ぱく、もぐ

『ばかうま、、』
うまー、ちょうどいいあったかさ。ありがたい。肉まん久しぶりに食べたしな、美味しい。あ、、もう無くなっちゃった。まあ、たしにはなったね。事情聴取されにいこ、

『どうも、あの、食べ終わったんで、事情聴取、、』
「ああ、警部がするらしいので、あっちで」
『了解でーす、』
あ、コナンくんたちだ〜、
「あれー?あなたの下の名前お姉さんだ!」
「ほんとですねえ、」
『やっほ、少年探偵団さんたち。』
「じゃあ、質問に答えてくれるか?」
『あ、はい、』
「火事のあった夜は?」
『ちょっと駅前まで散歩に。その帰りにコンビニよって、肉まん買いました。』
「じゃあ、好きな色は?」
『好きな色ですか?んー、オレンジとか、赤とかすきです。夕焼け好きなんで。』
「なるほど」

「なあ刑事さん、好きな色が火事と何か関係あるんすか?」
「いや、まあ、色々とな、」

「うわっ、、あっ」
「あっ、」

「ごめん、大丈夫?」
「あっ、はい、平気です。ほんのちょっと肘を擦りむいただけですから」
「ほらよ」
「えっ」
「使いな、絆創膏だ、」
「ありがとうございます、いいんですか?」
「気にすんな、カシラにおまえはよく怪我するから、いつももっとけって言われてっからよ。」
『ふふ〜、どっちにはいってるでしょう』
「なんですか?」
『いいから、どっちだと思う?』
「じゃあ、こっち、」
『みぎね、はい、飴ちゃんで〜す、どうぞ』
「いいんですか?」
『うん、はい、哀ちゃんも』
「、ありがとう」
『いえいえ〜、』
「ずりぃぞ、おれにもよこせ!」
『笑、うん、じゃあ、はい、』
「ありがとな!」
『歩美ちゃんと、コナンくんも、どーぞ、』
「ありがとう!」
「ありがと、」
『んーん、おいし?』
「うん」
『なら良かった』
ーーー


「いや、、、その必要はないさ、クロシロ君としては、この場でシロクロはっきりさせてやろうじゃねえか。あの中の誰が、黄色い放火犯かってことをな」

ここすきなんだよなー、かっこいい。

「なんなんですか?黄色い放火犯って」
「日記、とかっていうのも聞こえてたけど。」
「あっ、いや、火事になったこのアパートの大家の息子のカイトくんの日記だよ。」
「そのにっきに書いてあったんですよ、夜中突然、黄色い人が帰ってきて、カイトくんのお父さんと口喧嘩してたと。あなたたち4人は、火事があった夜は出かけていて、朝帰ってきたって、言っていましたよね。」
「それって誰かが嘘ついてるってことだもん」
「その嘘ついてる、黄色いやつってのが、アパートに火をつけた犯人なんだよ。」
「確かに、大家さんの息子のことは知ってるけどよ」
「誰かあの子に黄色い人なんて呼ばれてましたか?」
「さあ、、」
『私は呼ばれてるの見たことないですね。』
「まあ、子供の言うことだから気にするな。」

「いや、大丈夫だよ、この4人の中の誰が黄色い放火犯か、もうわかってるからさ」

「お、おい、坊主、本当か」
「うん、歩美ちゃん、ちょっと日記貸して」
「うん」
「カイトくんの日記には、赤い人や白い人も出てくるから、その、赤い人や白い人が誰なのかが分かって、やっと黄色い人が分かったってわけさ。」

「あ、赤い人や白い人もいるのかよ」
「うん、日記にはこう書いてあるよ。」


きょうはあさからやなてんき、ボクははやくがっこうにいかなきゃいけないけど、あかいひとはねぼうできるかもね。

「これって、赤い人は毎朝何かをやっていて、この日は雨が降っているから、その何かをする必要がなくなったってことだよね。それってなんだと思う?」

「洗濯物を干すとか?」
「運動会は雨だと中止だぞ」
「大人は運動会やらないよ」
「水まき、」
「ん?」
「花の水まき」
「あっ、そっか、」
「ああ、だから赤い人は、毎日アパートの植物に水をあげてたっていう、沖矢さんってわけだよ。」
「だがよ、坊主、なんであのあんちゃんが赤い人なんだ」
「ほら、カイトくんの部屋で、ミニカーがたくさん見つかったでしょ?きっと、カイトくんは車が大好きだったんだ。車で赤って言ったら真っ先に思いつくのは?」
「「「あっ、消防車!」」」
「なるほど、カイトくんはこのあんちゃんがホースで水を撒いている様子を見て、あの人は消防車、赤い人だってあだ名をつけたわけか。」
「だとしたら、白い人もくるまの色ってことですよね。」
「けど、白い車なんていっぱいあるぞ、」

「救急車よ、日本じゃ道路運送車両法で、車体の色は白と決められているわ、」
「「「そっか!」」」
「でも誰なんでしょう、救急車って」
「救急車は何をしてくれる?」
「怪我人を運んだり、」
「車の中で手当てもしてくれるよ」
「あっ、そうか、絆創膏です、白い人はいつも絆創膏を持っているという、細井さんだったんですね。」
「そういや、日記にも、学校から帰ったら玄関で転んで、白い人はがでかけるところでよかったと、」

「ああ、膝から血が出てたからよ、もってた絆創膏を坊主にやったんだ。その前にも、なんどかそんなことがあったが、色黒の俺が白い人とはな。」
「のこるは黄色い人だが、、」

「じゃあ、最後の黄色い人は、、」
「タクシーは黄色いぞ、」
「でも、白や緑のものあるよ」
「車両系の建設機材、、、」

「そう、つまり、指の爪の間に土が入っていた、真壁さん、あんたが黄色い人ってわけさ」
「な、何いってんだよ、この爪の土は、サバイバルゲームで山の中を駆けずり回ったからだって、、、」
「たしか、ペイント弾の色が落ちなくて、服がダメになったって言ってたよね。」
「あ、ああ、」
「日本でやっているサバイバルゲームで使われているのは、BB弾を発射する、エアーソフトガン。ペイント弾を使うのは、ペイントボールって言う、別のゲームだよ。」
「ほう、」
「に、似たようなものじゃないか、」
「でもペイント弾って水溶性のインクで、洗えば綺麗に落ちるんだよ。」
「ほほう」
「い、いや、」
「それに真壁さん、好きな色は迷彩服のネイビーグリーンだって言っていたけど、迷彩服によく使われるのは、オリーブドラブって言う緑だけど?」
「おまえさん、ホントにそのなんとかボールをやったことがあるのか?」
「じ、じつはまだ初心者で、」
「まあ、アパートの庭があった所を調べてみればいいんじゃない?」
「なっ、」

「黄色い人が夜な夜な怪しいことをしていたって言う、カイトくんの言葉と、真壁さんが爪に入った土を嘘までついて、ごまかそうとしていることを合わせたら、、真壁さんは夜、人目を忍んで庭を掘り起こしていたってこと。だから埋まってるはずだよ、真壁さんが誰にも見せたくない、大事な何かがね。」
「ハッ、、、」
「それってもしかしたら、デイトレードで儲けたお金、とか?」
「どうなんだ?」
「あ、あ、、、はあ、、アタッシュケース2個分。デイトレードで稼いだ金、ざっと2億はあったかな。」
「そんな大金、なんで庭に埋めたりしたんだ」
「税金を払いたくなかったんだ。けれど、昨夜、映画からかえってきたら大家さんに問い詰められて、、イラっときて、突き飛ばしたら、大家さんが階段から転げ落ちて、動かなくなっちゃって、もう怖くって。それで、燃やしちゃえば何もかもリセットできると思って、、、、」

「リセットだと??わかってんのか?お前がやってることは、ゲームに負けたから電源を切るのとはわけが違う、何十年も培ったこのアパートと、その思い出を一夜にして黒焦げにしたんだ。リセットなんかさせやしねえぞ、おまえさんの人生ゲームはまだまだ終わっちゃいねえ、たっぷりと償わせてやるから、覚悟しとけ。巻き添えを食らった、カイトくん親子の分もなあ、」


「警部、病院から電話が、」
「あ?」
「大家さんの施術は成功、かいとくんも意識を取り戻したようです。」
「おお、そうか」
「「よかった」」
「でも、謎が一つ残りましたよね」
「ああ、何でコナンのあだ名がクロシロ君なんだ?」
「黒と白の車って何だろう?」
「そいつはきっと、俺たちの車、パトカーのこった。警察顔負けの坊主のあだ名にゃ、うってつけってわけだ。」
「じゃ、またな、坊主」
「うん」

私のあだ名って何だったんだろ、少し見せてもらったけど、私のは焼けこげてたしなあ、、結構気になるかも。

「博士?」
「「ん?」」
「君たちの知り合いに博士がいるのかい?」
「うん、いるよ」
「いっつもくだらないゲームばっか作ってるけどよ。」
「ほう、その博士に会ってみたいな、」
「いいよ、案内してあげる」
「それはありがたい。」
『あ、私もいいかな?博士から借りたハサミあるから。返そうかなって。』
「あ!それ、カニ型ハサミだ、」
『うん、試作品を試してくれって言われてね。』
「みんなでいこ」


「ほう、工学部の大学院生。ゆくゆくは博士号を取って、わしの商売敵じゃな。」
「いやあ、そんな。しかし、広いお住まいですね。ここにその子と2人で?」
「ああ、」
「じゃあ住人がもう1人増えても、問題はなさそうですね。」
「え」
「実は住んでいたアパートが燃えてしまいまして、よろしければ新しい住居が決まるまでここにいさせてもらえないでしょうか。もちろん、暇な時は博士の研究の助手でも、何でもやりますよ。」
「あっ、ああ、、構わんよ。この子がよければ、じゃが。」

リアルで見ると哀ちゃん、めっちゃ怯えてる顔してるよなあ。めっちゃくびふってるし、まあ、胡散臭い顔なのはわからなくもない。糸目だもん。物腰いい糸目とか信用しちゃいけないランキング2位だもん。あ、一位は関西弁ね。ヤクザ感ぱないし。家は書類とかもろもろあるから、3日ぐらいはホテルかなあ。あ、世良ちゃんがいた場所にしよかな、せっかくだし。

「ね、あなたの下の名前お姉さん。」
『え、あ、うん』
聞いてなかったあー、、大したことじゃない事を祈る。
「では、これからよろしくお願いしますね。あなたの下の名前さん。」
『え、あ、はい。』
これからよろしくって何。お友達か?まあ一番可能性あるか、お友達は嬉しかも。最推しだし。
「って事で、留守はちゃんと守ってよね。2人とも」
「ああ、もちろん」

まっって、ふたりともって言われた。って事は、さっきの2人で住めってことじゃん!!!むり!!!最推しやぞ?無理に決まってる。
『あ、あの、やっぱりな
「無しにしてくれ、とは言いませんよね?」
『ひえ、はい、、』

顔近!!頷いちゃったじゃん!!!圧怖い!!!

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