鳩羽side
僕の名前は藍色鳩羽。
康明を傷付けたクソボケをぶっ飛ばそうとしている天羽組の舎弟だ。
そうして剣豪が襲いかかって来る。
僕はそれを軽々躱す。
刀は振り終わりが肝心。和中の剣術を見て学んだことだ。
カウンターで蹴りをかます。
剣豪は血を吐いた。骨折れた上に内臓に刺さったか。
よくよく考えれば、これくらいのを3人相手してたんだもんな。凄いよ康明。
その時、
康明が血を吐いて膝をついた。
思わず余所見をしてしまった。それを剣豪が見逃すはずがなく。
足切りか…剣豪は刀を低めに横に振るう。
僕はそれを上に飛んで躱す。
しかし。
しかも
ゴキィッ
着地の時足挫いた。
身体がガクンと落ちていく。
その間にも刃は迫る。
あっこれ終わったわ…
怪我は逃れられんのかよ…
しゃーなしだ。僕はせめて血が目に入らないように目を閉じる。
しかし、肉を斬られる感覚はいつまで経っても来ない。なんだ?と思いつつ目を開けると、
なんと、康明が僕を庇って斬撃を喰らっているではありませんか。
それがトドメの一撃だったのか、後ろに倒れる康明。
僕は康明の身体が地面にぶつかる前に支えた。
そんなさ…お前を直で助けたわけでもないのに…
ちょっと感動ムードだが、これはちょっと危ない雰囲気だ。
青い剣豪が刀を振り上げる。
俺は斬首のジェスチャーをした。
そうすればほら、
青い剣豪の視界が逆さまになる。そしてそのまま落ちていく。
剣豪の首が落ちたんだ。
俺が呪力を全開放すると、さっき拳銃ぶっ放してきた男の顔から笑みが引き攣る。
康明の傷口を塞ぎつつ剣豪の肉体から魂を抜く。
その魂はまだ意識があるようで、抗おうとしてくる。
早く、早く消して康明を…!!
剣豪の肉体と魂が消えた。いや、〝移動〟させた。
そのまま僕は康明を抱えて闇医者に移動した。
康明は死なせない、絶対に。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。