ジリリリリ、ジリリリリ
こんにちは!
ジャニーズWESTの紅一点こと、野々宮あなたです!
今日は皆と撮影があるんです!!
よーし!
頑張r……、
……今日はダメな日か。
とりあえず、マネージャーさんに電話しないと……。
プルルルル、プルルルル
実は私、生まれつき心臓が悪いんです……。
極度な疲労とかストレスとかで発作が出ちゃうみたいで……。
………最近はなかったんだけどな。
ピロンッ
望«お嬢〜、今日、何時にする〜??
あ、一緒に行く約束してたんだっけ。
どうしよう……。
あなた«ごめん、先行ってて〜💦
ピロンッ
望«え〜、何で〜??
あなた«髪の毛まとまらないの〜!!笑
望«え〜…。のんちゃん、拗ねちゃうで😤
あなた«ごめん〜🙏
望«わかった〜。気をつけて来るんやで?
あぁ、のんに嘘ついちゃった……。
え、何でホントの事言わないかって??
それは後でわかると思うよ。
ピンポーン、ピンポーン
そして、マネージャーさんの車に乗った。
気持ち悪い。
だるい。
おもい。
辛い。
頭がガンガンする。
痛い。
苦しい。
ふぅ………。
結構やばいかも……。
コンコン
先生が点滴とかしてくれたおかげでかなり楽になったな。
私にはどうしても入院できない理由がある。
皆、なんとなくわかってるよね……(笑)
それは……。
私の心臓が悪いことを知ってるのは、この先生とマネージャーさんだけ。
メンバーになんて言えるわけがない。
もし言ったら、しげとのんと濵ちゃんは大騒ぎするだろうし、流星はきっと心配する。
淳太くんとあっくんと神ちゃんは過保護になりすぎて、今後何もやらせてくれなくなるかもしれない。
家についてひと段落。
はぁ……。
明日は平気だといいなぁ。
ピロンッ
淳太«お嬢〜、大丈夫かぁ〜?
望«一緒に行けないわ、来ないわで
のんちゃん、寂しかったんですけど??
あなた«皆、ごめん〜🙇💦
智洋«都合合わんくなったって聞いたけど
なんかあったん?
あなた«学校が休めなくなっちゃって……😅💦
照史«学生さんも大変やなぁ…!
あなた«撮影、明日になっちゃってごめん🙏
崇裕«へーきやで〜。
望«あ、明日どーする?
一緒に行く??
あなた«うん!お願いします!!
望«わーい🙌
大毅«うわ、小瀧嬉しそう😁
流星«なんの話??
淳太«いや、遅いわ!笑
よし、明日こそ頑張ろう!
……大丈夫。
薬だってあるし?
点滴もしてもらったし?
発作が出る要素ないもん!!
うん!
―――――――次の日
うん、平気。
大丈夫、いける!
ピロンッ
望«用意、早く終わったから迎えに行くな〜?
あなた«お願いします🙋
望«👍👍
ピンポーン、ピンポーン
おぉっと……?!
………大丈夫、薬だってあるし!
………1日くらい、平気なはず!
ガチャ
……誤魔化せてるよね?
でも、この移動中、ほんとは結構キツかった……。
だるい。
気持ち悪い。
何よりも苦しい……。
のんを誤魔化しながら撮影する場所に到着。
よし、ここからが本番だな……!
ガチャ
ガチャ
ドンッ
よし、大丈夫そう…!
これならいける!!
うーん……。
最後かぁ……。
……体調、もつかな?
のん………。
ごめんね………。
……まさか、先生?
わざわざ来てくれたんだ(笑)
大丈夫なのに。
え………。
体調悪いの、顔に出てる……??
あれ?
私、結構誤魔化すの上手くね?
さすが、私!(笑)
でも、ちょっとやばいかも……。
やっぱり……(笑)
『知らないおっさん』って先生の事だ……(笑)
あれ………?
マネージャーさんの声がどんどん小さくなってく……。
てか、心臓痛っ……。
苦しい……っ。
皆がなにか言ってる……。
それを聞きながら、私は意識を手放した。
―――――――別室にて……
ガラガラッ
ガラガラッ
はぁ……。
やらかした………。
きっと、もう皆知っちゃったよね……。
ガラガラッ!
ちがう……。
そうじゃない……!
今でもたまに、心臓が痛くなる。
でも、もう大丈夫!
だって私には、皆がいるから……!
―――――――the end
皆さん、こんにちは!
作者でーす✨
第1作目は、土方・蓮巳・モトキLOVE♡さんリクエストの「入院を繰り返す野々宮。その事を隠していたけど、ジャニーズWESTメンバーにバレて、心配されて怒られる」というお話になります!
ご期待通りになったでしょうか……?
そうでなければ、ごめんなさい…🙇💦
また、こんな感じで作っていくので、たくさんのリクエストを募集中です!
リクエスト作品は1週間以内を目安に頑張ります💪
では、また、次の作品で……✨
以上、常時は「お嬢」呼びだったのに、焦ると「ののちゃん」「あなた」呼びになってしまうジャニーズWEST達にキュンキュンしてる、作者でした!(笑)
(クソほどどーでもいい……👆👆笑)
お気に入り🌟、いいね❤、よろしくね!!
感想のコメントもウェルカム!!
バイバーイ👋
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!