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第1話

始まり 01
455
2026/01/18 12:07 更新
【橋本将生side】
橋本将生
こんばんはー!
スタッフ
こんばんは!
今日は俺1人で真夜中のロケに来ている。


何故1人なのかは分からないが、こういうのは珍しいので正直楽しみが勝ってる。
スタッフ
なんか楽しそうですね。
橋本将生
だって、1人かつ真夜中のロケですよ?珍しくて正直ちょっと楽しみなんですよ!
スタッフ
確かに珍しいですね!
橋本将生
そう!どんな感じになるんでしょうねー!
スタッフ
もう楽しんでません!?w
橋本将生
いいじゃないですかー!
スタッフ
じゃ、そろそろ行きましょうか!
橋本将生
了解でーす!
俺は用意された車に乗った。
橋本将生
ここですか?
スタッフ
そうです。
暗闇でよく見えないが、何かしらの建物のようだ。
スタッフ
橋本さんには、この建物の中を探検してもらいます。ライトも使っていいですし、中はスタッフが同伴して録りますので安心してください!
橋本将生
分かりました!
スタッフ
では、始めまーす!
カメラが回り出す。
橋本将生
どうも、timeleszの橋本将生です!今日はここの中を探検していくみたいです!
橋本将生
じゃ、早速入っていきますか!
俺はライトをつけて、中に入っていく。





扉は金属で出来ているのか、重かった。
橋本将生
・・・
中は妙に冷えていて、空気も重い。


そして、まるで泣き声のような音が聞こえる。
橋本将生
んっ?
入り口のところには、エントランスのようなものが残されていた。


もうボロボロで、人がいた形跡はない。
橋本将生
・・・ここって、ひょっとしてもう廃墟になった施設なんですかね、
スタッフ
どうやら廃病院のようです。
橋本将生
廃病院、ですか・・・
正直言って、廃病院に行くのはあまり好きではない。


だが、その理由は怖いからではない。
橋本将生
本当にここ、入っていいんですか?
スタッフ
大丈夫ですよ!行方不明者とか出ていませんし!
橋本将生
・・・そうですか、
だが、この時点で明らかに空気がおかしかった。


まるで俺たちを歓迎していないかのようだ。
むしろ、出て行けと言っているようにさえ感じる。
橋本将生
本当に進んじゃっていいんですね?
スタッフ
はい、どんどん進んでください!
橋本将生
・・・分かりました、
仕方なく俺は止めていた足を動かした。




廃病院というだけあって、そこにはボロボロの設備がたくさんあった。
橋本将生
これは・・・カルテですかね?
そこには病気のことやその経過などが書かれてあった。それも、たくさん。


椅子はガタガタになっていて、倒れていた。
なぜかところどころ黒ずんでいた。
橋本将生
・・・・・・
やはりこの病院は、どこかおかしい。
橋本将生
あの、スタッフさん。
スタッフ
どうしましたか?
橋本将生
・・・ここから先は、俺1人で行きます。
スタッフ
え、ええっ!?
橋本将生
そのスマホ付き自撮り棒貸してください。
スタッフ
ど、どうしてですか、!
橋本将生
・・・ここは皆さんが来ていい場所じゃない。
スタッフ
でも、一緒に行かなきゃですよ!そうしたら橋本さん両手塞がっちゃうでしょ!
橋本将生
それでもいい。
スタッフさんを危険に晒す訳にはいかない。
橋本将生
あなたのためを思って言ってるんです。
橋本将生
お願いします。1人で行かせてください。
スタッフ
・・・っっ、
スタッフ
分かりました。
橋本将生
ありがとうございます。
スタッフさんは俺にその自撮り棒を渡して、渋々と出て行った。
橋本将生
・・・よし。
俺は再び足を動かした。




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