あれからpv撮影も無事終わり、1ヶ月後に日韓同時デビューを果たした。


韓国国内でも、日本国内でも評判でオリコンチャート1位を獲得できた。


何回か音楽番組にも出て、そこにtwiceも一緒に出た時はネットではバズった。


そしてネット上では、私とモモを、マイムとモモでマイモモと呼ばれるようになった。


デビューした時には家族を始め、ミコちゃんや前のマネージャーからも連絡があり、またSnowManの照兄ちゃんからもきた。


そしてデビューして3ヶ月したあと、嬉しい報告が。

もちろんモモにも連絡する。

電話を切った後、後ろから声をかけられた。


「あなたの下の名前ちゃん？モモと電話してたの？」

今日は韓国のバラエティ番組に出演するから、共演者で二人がいる。

彼女は既にマネージャーを辞めて、同じ事務所に所属した。

これは彼女も喜ぶな、ちなみに発売日は1週間後。私も予約してある。

ジェニオンニはその場から去り、リサオンニと二人きりに。

その後ジェニオンニとまた話して、収録時間になったからスタジオに入った。


ジェニオンニと彼女のことは、本人たちに任せよう。

収録が終わると、また３人で話し始める。

さっきのリサオンニの話聞いたから、反応に困ったけど、まあ連絡するくらい別にだし、またしてみるか！


寮に着いて、休んでたら、突然インターホンがなった。


ドアを開けるとそこには私と同年代の女性がいた。

この子は私の韓国の事務所の同期、パク・ソナ。彼女は練習生で、ダンスはお手のもの。年齢も同じということもあり、すぐ仲良くなった。


ちなみに寮の隣の部屋に住んでて、私が韓国来たばかりの時、話す人がいなかったが、話しかけてくれた最初の人だった。モモにも話済み。


そんなソナは今、コンビニの袋を片手に持ってる、中身はお酒とお菓子だろう。私たちは時間があれば、たまにこうやって晩酌する。

ちなみにソナは元々別の事務所で練習生を16才からしていたそうだが、周りがデビューしていく中で取り残され、19才で辞めたが、今年また挑戦しようと落ちる覚悟で受けたら受かったという。


韓国って大体10代で練習生になるから、21歳は遅いのかも。しかも同期に既にデビューが決まってる私がいたから、それはキツイだろう、でも彼女はそんな私にも優しく接した。

私は韓国に来てから出会った人に、日本であったことを言ってこなかった。もう私は歌手デビューするから、女優とは違う道になる、そう考えて過去を振り返らないようにしてた。


でも話してて思う、それは違ったなって。女優だった私も今の歌手である私も、どれも私だから。

スマホでミコちゃんの写真を見せた。

まさか韓国でミコちゃんの話をするなんて思わなかった。


韓国での歌手生活も、まだ始まったばかりだから、本当今までのこともひっくるめて頑張っていかないとと思えた一日だった。

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