春休み明け、久々に大学に行くと
見慣れない顔がちらほらと見受けられた
そっか、大学の入学式が終わってるから
今日から1年生が入ってくるんだな
仲良くなれる人いるかなあ!
そう思いながら大学内を歩いていると、
キョロキョロしながら歩いている子を見つけた
ここはかっこよく先輩ぶっちゃお
『どうしたの?』
そう声をかける
ハッと振り向いたその子は、
俺も思わず息を呑むほど可愛い子だった
「あの、こ、この教室を探してるんですけどっ」
女の子は俺に紙を見せてきた
『あ、ああ、これはね、そこの廊下バーッて真っ直ぐ行って突き当たりを左に曲がればあるよ!』
俺がそう教えると、
にこっと太陽みたいに笑って
「ありがとうございました!」
そう言って去って行く
『ま、待って!』
無意識に女の子を呼び止めていた
何で呼び止めたんだ、俺
用もないのに
女の子は俺を見て首を傾げている
『お、俺、けんすけって言います。
きみの名前教えてくれないかな?』
恥ずかしさを隠すようにわざと大きめの声で聞いた
女の子はまたにこっと笑うと
「私、あなたって言います!
よろしくお願いします、先輩!」
ああ、やばい
俺この子に惚れたわ
めっちゃ抱きしめたい、めっちゃキスしたい
でもまだダメだよな
『よろしくね、あなたちゃん』
そう言って手を振る
あなたちゃんも手を振ってその場を去った
『覚えてる?俺たちの出会い』
「覚えてるよ、忘れるわけないじゃん」
俺たちの出会いは一生忘れることはないだろう
---------------------------------------------------------------
のー さんのリクエスト「はじめしゃちょーの畑のけんすけ」でした!
たくさんのリクエストお待ちしております☺️
---------------------------------------------------------------












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。