店長「あぁお疲れ中也くん、今日もよろしくね」
もう4時はたった頃だろうか
俺は複数のバイトを掛け持ちしている
そのひとつがこのカフェでのバイトだ
数ヶ月前にできたばかりの店で綺麗なところだが
店長の趣味で少しばかり
レトロな雰囲気を醸し出しているいい店だ
店にはコーヒーの香りが漂い
夕方に差し掛かった時刻でもあり夕日が差し込んできた
店長「今日は私と中也くんしかいないから大変だろうけ
ど頑張ろうね」
店長にそういい俺はロッカールームへ入っていった
と言ってもほぼスペースはなく
両手を広げても壁に着くぐらいには狭い空間で
ただの荷物置きみたいなもんだ
店長「中也くん、そこの席にこれ運んどいてくれ」
トコトコ
客「ありがとうございます!」
このカフェのバイトはほぼ店長が料理を作って
俺がお客の元へ料理を運んでいくという
単純な作業のようだった
この店は知る人ぞ知るようなそこまで人気な訳でもなく
人の出入りもそこまで激しくはなかった
カランカラン
店のドアに着いているベルがなる
新しいお客がはいだてきたようだ
俺はドアの方に向かって元気に挨拶をした
店長「中也くん?どうかしたのかね?」
しまった、太宰の阿呆に構っていては仕事ができない
ひとまず席に案内しなければ
太宰は元々店に入る気がなかったかのように
出ていってしまった
なんであいつが店員のことを気にしたのかは分からなか
った
だが気にしていてはなんも仕事に取り付けないので
その日は一旦そのままバイトを続けた












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。