前の話
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ジュンジが「甘いもん買ってくる」と出かけてから数分。私はこっそり残ったユーダイ、マーク、ケイタに相談を持ちかけた。
先生!質問です。好きなあの子が笑うと胸が痛くなるんです。これは何かの病かな?
私が相談した瞬間、ユーダイがニヤリと笑い、マークとケイタも示し合わせたように顔を見合わせた。
声を揃えて、3人がそう言った。
「あいつ、お前がそんなに深く悩んでるの知ったら、どう反応するか楽しみだな」とユーダイが不敵に笑う。
(玄関のドアが開く音)
ジュンジが袋を提げて戻ってきた。メンバーたちはニヤニヤしながら、私をジュンジの前に突き出す。
ユーダイが煽るように言うと、ジュンジはすぐさま深刻な顔で私に駆け寄った。
ジュンジが私のおでこに手を当てようとした瞬間、マークがすかさず口を挟んだ。
ケイタが追い打ちをかける。
ジュンジは「は……?」と状況を理解しようと必死になる。
するとユーダイが、ジュンジの肩をポンと叩いて、耳元でこう囁いた。
I need you, you want me?
いつかお揃いの苗字だって!
ジュンジの顔が、みるみるうちに限界まで赤くなっていく。
ジュンジはポカリの袋を握りしめたまま、信じられないものを見るような目で私を見つめた。
Love you love you (You are the only one)
Love you love you
medicine medicine medicine
ジュンジは、私から目を逸らせないまま、動揺で震える声で尋ねてきた。
私は小さく頷く。それを見た瞬間、ジュンジは袋を床に落とし、私の手首を強く掴んだ。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。