第7話

7話
236
2023/01/04 05:03
緑山中との試合終了後
雅
(終わんの早いな)
雅
そういえば、手塚さんってどうしたんだ?(((ボソ
越前
越前
ドイツに肩の治療に行くって言ってたじゃん
呆れ口調で言う
雅
あぁ、越前。居たのか
越前
越前
さっきから隣歩いてんだけど?
雅
悪い、最近何かと立て込んでいたのでな
越前
越前
ふーん、だから顔色悪いんだ、隈も酷いよ
雅
あぁ、寝不足なだけだ。心配は要らん
越前
越前
白羽ってさ、あんま人に頼もうとしないよね
雅
組の連中には沢山世話になっているが?
越前
越前
俺たちにもちょっとは頼れば?
雅
………………悪いな、越前。今私、いや違うな
雅
白羽組が参っている事に一般人を挟んで解決できるものでは無い
雅
話すだけ時間の無駄だ
雅は冷たい目を越前に向けた
越前
越前
ビクッ、、あっそ、
ヤト
ヤト
お嬢〜、一般人怖がらしちゃダメっすよ〜?
と、雅の目を手で隠す
雅
ヤト………
ヤト
ヤト
こんにちは^^
いつもお嬢がお世話になってますーm(_ _)m
ヤト
ヤト
お嬢から自分のことは聞かれましたか?
越前
越前
はい、ヤト、さん??
ヤト
ヤト
はい、あなたは確かお嬢のクラスメイトの越前リョーマ殿ですね?
越前
越前
うっす
雅
ヤト、お前丁寧な敬語使えたんだな。気持ち悪いぞ
ヤト
ヤト
酷いっすね〜、お嬢。俺は敬語使う時はちゃんと使いますよ?お嬢以外で^^
雅
いっその事くたばってしまえばいいのに((ボソッ
ヤト
ヤト
お嬢、いくら最近悩んでいるからってお友達に八つ当たりはいけないっすよ?
雅
…………………それはそうだな、越前、すまなかった。謝罪するm(_ _)m
深深と頭を下げた
越前
越前
あ、いや
ヤト
ヤト
じゃあ、お先に失礼します、越前殿^^
雅
またな、越前
2人が歩いて行く姿を越前は見送った
越前
越前
俺、白羽と友達だったんだ(((ボソ
_______________________
車の中
ヤト
ヤト
                       
お嬢、最近『黴雨(ツユ)』の連中がやたらと、うちのシマに足を踏み入れしているみたいっすよ
雅
…………………………殺せ、
ヤト
ヤト
黴雨の強さ分かってるでしょ?そんな命令されて簡単に殺せたら今頃お嬢、1人で潰せてますって〜
雅
使えん部下だ
ヤト
ヤト
ハハッ、お嬢よりかは状況把握はやいんで言われたくないっすね〜
雅
ほかの雑魚どもの相手で忙しいのに、そこに黴雨まで来るとなると、頭を抱えたくなる
ヤト
ヤト
組長に伝えたら、はやくに手を打ちたいとの事でしたよ
雅
……………父様がそう仰るなら明後日から始めるか
ヤト
ヤト
ほんとにやるんすか?
雅
当然だ、父様の敵は我らの敵
ヤト
ヤト
はい、お嬢
家に到着
部下達『おかえりなさいませ!!お嬢!!』
雅
あぁ、父様はいるか?
部下「はい、部屋に居られます」
雅
わかった、下がっていい
雅
ヤト
ヤト
ヤト
はいはい
部屋の前
雅
父様、私です
組長
入れ
雅
失礼しますm(_ _)m
雅
父様、黴雨の事ですが、
組長
あぁ、はやくに手を打ちたい。奴らをうちのシマで野放しにしては犠牲者が多く出てしまう
頭を抱える
雅
御意、父様。明後日黴雨を潰そうと考えています
組長
!!
雅
父様が驚かれるのも無理はありません。しかし、もうこれ以上黴雨を野放しにしていては死人が絶えません
雅
明後日、戦争を始めます
組長
……………そうか、家からも多くの犠牲者が出るのだろうな、
下を向きながら言う
雅
(父様は、いつも冷静沈着なお方だ、しかし、組の者の事になるととても朗らかになる)
雅
(父様は誰よりも優しいのだ。だからこの話はとてもきついだろうな)
雅
父様、黴雨の者たちに連絡をお願いします
組長
分かった、
雅
ご安心を、父様には指1本触れされません
組長
いや、俺も戦う
雅
!!
雅
(父様が戦う!?父様は最強と言われてきたお方、、初めて見れるのか、)
雅
父様が居るのなら犠牲者は減るので安心しますね
組長
明後日に備えて今日はもう休め、他の者たちにも伝えておけ
雅
ヤト
ヤト
ヤト
御意
ヤトが下がる
雅
では、私も失礼します。
組長
あぁ
雅は部屋を出た
組長
…………………
組長は鏡の前にたち自分の胸元の傷を見た
組長
やっと、お前たちを潰せる日が来た。待っていろ

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