再び歩き始めて数分後、ずっと黙っていた侑が急に口を開き、何かと思えば、急にそんなことを言い出した。
続けたいのは山々だが、受験勉強がある。
だから、3年上がってすぐの大会が私の引退試合となる。
私含め、他の子もこれが引退試合となる子も多い。
やっぱり、私なんかがつるんでいい相手ではない。
そう思いしらされる。
そこまで言われたら、許したくなってまう…。
ほんま同じ反応すんな…。笑
そんな2人を見て、面白く、少しだけ嬉しく思ったのは
私だけの秘密だ。
ほんと、この2人といると笑顔が耐えない。
この2人の何気ない会話で何度救われたことか…。
幼少期の頃からこの事は変わりない。
今まで、人に迷惑をかけることだけはいけないと思い込んでしまっていた。
けど、言われてみれば私も頼られることは好きだ。
大切な人が1人で抱え込んでしまって頼ってくれないと私も少し悲しい。
それと一緒なのかな…?2人も。
始めて知った。
こんなに私のことを考えてくれてたなんて…。
こういうときはやっぱり年上なんだなって感じる。
そういいながら抱きついてくる侑。
ほんまに恥ずかしいからいい加減にしてほしい...。
そんな私を見て治も侑を引き剥がすのを手伝ってくれた。
治に言われて空を見上げると、確かにもう日が落ちきってしまいそうだった。
やっぱり悪いとは思っても、この2人をからかうのは面白い。
でもこの2人の反応を見るに本当にしてきそうで怖い…。
ま、そんときは置いてくだけやけど。
私は2人の声を聞きながら家へと入った。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。