告白された…?
頭の回転が追いつかない。次々に浮かび上がる疑問が脳内を支配する。
どう返事をすればいいのか分からない。
時計の針は午後11時を示していた。
俺はリラの返事を聞くため、寝る事にした。
‐🛏️🌙💤‐
彼が寝たあとも、その事をずっと考えていた。
リラ、と名前を呼ばれた瞬間、ドキッとした。
レオ君に告白された。本当はとても嬉しかった。
これが『愛』だと気付けた。
誰からも愛情を貰えなかった僕の事を大切にしてくれた。
寄り添ってくれる彼の温かさは大好きだった。他の誰よりも大切なヒトだと確信した。
僕だって、彼の愛を受け止めたい。
でも、彼には迷惑ばかりかけている。
付き合っても迷惑なんじゃないかと考えてしまった。
それに、僕より優れたヒトなんかこの世界にたくさんいる。
僕よりも立派な人と付き合った方がいい。僕なんかじゃダメだ。
でも…
もし彼と付き合えるのなら、変わりたい。
自分が自分を認めてあげられるようになりたい。
だから、僕の答えは_。
‐☀️🍳🛏️朝‐
昨日行った学力テスト。今日もあるはずだ。
〝全教科満点〟ハードルとしてはとても高い。
自分が変わるなら、レオ君にも示さなくちゃいけない。
だから、全教科満点を取って、自分が変われる事を示したい。そして、認めてもらいたい。
‐身支度🥐🪥👔💼👞…etc‐
‐ガチャッ🚪‐
‐登校中👣‐
リラも今の環境に頭を抱えているんだ。そんな中でも、自分の辛さを理解してくれた。自分も辛いはずなのに…。
同じ境遇にいるからこそ、分かち合うことが出来る。
でも、同じ境遇にいるからこそ、彼がいつか壊れてしまうんじゃないか、と心配でたまらなかった。
‐学校‐
本当に取れるのだろうか。不安が脳内を駆け巡る。
しかし、レオ君に自分の事を認めてもらうための最終手段だ。落としたら取り返しがつかない。
鞄からノートを取り出す。今日は学力テスト2日目。
半日ではないので、午後の授業には出席する。
残す教科は、国語、理科、社会だ。
1限目は社会。
地理と歴史のノートを取り出して、重要用語の確認を始めた。
蛍光ペンが引かれた用語に目を通す。
何度も見た用語と字体。少し退屈だと感じてしまう。
時計に目をやると、テスト開始の15分前に迫っていた。
彼に声を掛け、テストが行われる教室へ移動した。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!