第39話

第三十四話 対峙
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2024/11/04 13:22 更新
しんと静まり返った暗闇。

僕は後ろを唖然としたまま見ていた。

2匹の分身たちが青鬼達に抵抗するあの光景。
(なまえ)
あなた
(なんで?なんであんな無謀な…)
疑問詞ばかりの言葉が頭の中をグルグル回りながら、僕はひょろひょろと立ち上がる。


…とにかく今は先に進まなければ。

(なまえ)
あなた
(“奴”を止められるのは“僕”だけなんだから)
とにかく、周りは真っ暗だった。

自分の体がどこにいるのかをきちんと認識できないほど、全てを飲み込みそうな闇。

前に歩くしか選択肢が無いようなので、足を前に進ませる。

足を動かす。

足を動かす。

自分の体がどこに向かっているのかが分からない。

時間が動いているのもよく分からない。


だが、とにかく感覚で進むしか手段はない。

すると体感数分間で、遠くに微かな、本当に小さくて薄い光が見えてきた。

希望の光が見えてきたのなら後は早い。

だんだんとほんのり明るくなってきた。
(なまえ)
あなた
この調子なら…
足を進める速度を早めていく。

後ろから足音は聞こえてこないが、万が一ということがある。

早足で行くことにデメリットはない。だからなるべく急ぐことにした。


その後、自分の足にコツンとある物が当たったような音がした。

さっきまで何も当たらずにスムーズに足を進めてきたため、足の感触とともに体が少しビクつく。

気になって足元を覗くと、

成人した人間の左足の骨がそこに崩れていた。


(なまえ)
あなた
は…人骨?
少々驚きながらも足を進めていくと、今まで人骨に足が当たらなかったのが嘘のように、

足を踏み出す隙間がないほど、人骨が散らばっていることに気づいた。

何人だろうか。人骨たちはどれも数十年経ったような脆さで、少し蹴るとすぐにヒビが出る。

そして皆片手か両手で、クワや鎌、スコップを握っていた。

なにかの集団だろうか、腕に赤い布を巻き付けてもいる。

僕は目を凝らしてそれらを見た後呟いた。
(なまえ)
あなた
…早く行かなきゃ
僕は走り出した。蹴って割れる人骨たちも気にせずに。

走れば走るほど奥にある光が、強く輝いて、こっちに近づいてきている。


まるで「ここにいるよ」「こっちにきてよ」と発しているように。

だから走った。

すぐに向かわなきゃいけない気持ちになったんだ。


走る。

走る。

走る。



そしてとうとう光が間近に迫ってきたとき、


僕の目の前には





































鍵穴がビッシリ敷き詰められているドアが待っていた。

「あけないで」って、言っているのかな。
(なまえ)
あなた
ごめん、今開ける
僕は片手で扉を強く押して開けた。

扉の奥に足を進める。

中は閑散としていた。

奥にクローゼット一個。


僕は一つ深呼吸してから、そのクローゼットの扉を開けた。


中は?


























































































































































































































小学生くらいの年齢の男の子が、体育館座りのような姿勢でしまわれている。

着ている服と皮膚から、生活と家庭環境の良さはあまり感じられない。

「彼」はまるで寝ているように安らかな顔。

…皮膚の所々が少々青くなっていっていることを除けば。
(なまえ)
あなた
僕は息を大きく吐いた。
(なまえ)
あなた
…ラン君
君はここにいたんだね。ごめんね、遅くなって。







アオオニ
ア…ア…ア…あ…
いつの間にか青鬼も到着していた様子。

いや、もうその呼び方で呼ぶべきではない。

どんどん背後にいる声は禍々しい声から、聞き覚えのある声へ変化していく。

僕は後ろを振り向いて、名前を呼んだ。
(なまえ)
あなた
らっだぁ、久しぶり
らっだぁ
らっだぁ
あ…あ…
らっだぁは思いも寄らない状況に言葉を失っているようだ。

姿は慣れた姿だが、中身はまだってところだろうか。

でも僕は容赦しないからな。
(なまえ)
あなた
らっだぁ、説明して
(なまえ)
あなた
お前とラン君の間に何があったんだ?
らっだぁ
らっだぁ
あ…あ…
らっだぁの意識はまだこちらを向いていない。
(なまえ)
あなた
答えろ、らっだぁ
ふざけるな、僕の方を見ろ。
(なまえ)
あなた
らっだぁ…
僕は今、
(なまえ)
あなた
答えろ!!!!!
とても怒っているんだ。

目の前にいるらっだぁはビクッと体を震わせた後、僕に目を合わせて言葉を話し始めた。
らっだぁ
らっだぁ
おれ…は

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