第10話

ごめんなさい
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2025/09/02 08:47 更新
あっという間に時間が過ぎて、夜ご飯の時間。
みんなでバーベキューだ。
何食べようかな、と考えていた矢先、ゆのはちゃんに話しかけられた。
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 紗優 
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 告白前に、部屋で話したい 
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 …?分かった 
それから、士郎くんに声をかけられた。
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 紗優、二人で話したい 
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 お話しましょ〜 
二人で話したいと言われ、場所を変えようと立ち上がった。
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 僕の気持ち、固まった 
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 告白、紗優に行くから 
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 はい…!待ってます 
あたしに告白に来てくれると言ってくれた。
嬉しかった。でも、あたしの気持ちはどうだろう。
確かに士郎くんのことが好き。それで固まってる。でも、本当にあたしでいいのかな。
継続行って、そこに士郎くんも来てもらって、そこで決めきる…?でも、その前にここであたしを想ってくれた士郎くんの気持ちはどうなるの…?
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 結果がどうなっても… 
そういう士郎くんの声は、心做しか震えている気がした。
でもそれは、気のせいじゃなかった。彼の頬には、涙が伝っていた。
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 僕の気持ちは変わりません 
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 だから… 
「 考えておいて…くださいっ…、 」
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 もう、ずっと考えてるよ
だってあたし…
「 ずっとあなたのことしか考えてなかった 」
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 …! 
もう視野に入れてる。だから、大丈夫。
あたし、きっとあなたに好きって言うよ。
告白の前に部屋で準備をする。
髪を整えたりメイクを直したり、やることは様々だ。
あたしは、ゆのはちゃんと話している。
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 紗優、ごめんね 
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 感じ悪かったよね、なんていうか… 
モテてる紗優に八つ当たり?してた
どういうこと?あたしはモテてなんかいない。
第一印象は誰からも入ってないと思うんだけど…違ったの?
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 それ、どういう…こと、? 
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 男子全員の第一印象に入ってるんだよ 
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 士郎くんとは、両思いなんだよね? 
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 だから…嫉妬したって言うか、 
紗優はかわいいから当然なんだけど
つらつらと衝撃で1部事実と異なる発言がゆのはちゃんの口から発せられていく。
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 私もう用済みなのかな、とか勝手に 
被害妄想して紗優に辛く当たった
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 本当にごめんなさい 
ゆのはちゃんは、深々と頭を下げた。
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 もう、いいから… 
顔、あげて…?
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 あたしは…全然、気にして…ないよ
ちょっと…びっくり、したけど…
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 だから、さ…仲直り、しよう? 
喧嘩したまま戻って、気まづくなるのが嫌だから。
本当に友達がいなくなるのが、怖かった。
ただ、それだけだった。
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 紗優…!! 
ゆのはちゃんが、あたしの胸元あたりに思いっ切り抱きついてきた。
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 わ、わぁ 
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 ごめんね、ごめんね…!! 
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 大丈夫だよ…あたしも、ごめんね 
もう、大丈夫。
今のあたしたちならきっと、なんだってできる。後から思い返してもこの瞬間だけは、そう思えていた。
ついに来た、告白の時間。
木 虎  藍
木 虎 藍
 みんなは告白行くの? 
雨 取  千 佳
雨 取 千 佳
 行こうかなって思ってるよ 
空 衣  ゆ の は
空 衣 ゆ の は
 私は約束した人がいるんだ 
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 あ、藍ちゃんは…行くの? 
木 虎  藍
木 虎 藍
 私は行かない 
けどその代わりみんなのこと
応援するわ!頑張って
藍ちゃん、かわいいからモテそうなのに行かないんだ…好きな人、見つけられなかったのかな?でもそうだよね。35人くらいいて毎日通うクラスにもいないかもしれないのに、10人もいない中の2泊3日で好きな人を見つけるなんて、無理だよね。
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 藍ちゃん、ありがとう 
それからすぐに、千佳ちゃんが呼ばれた。そのままどこかに歩いていった。
その一部始終はわからないけれど、ユズルくんと成立したみたい。千佳ちゃん、おめでとう。
そしてついに、あたしの番。指定された場所まで歩いた。
そこには、彼には少し不似合いな真面目な顔をした士郎くんがいた。
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 来てくれてありがと 
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 いえいえこちらこそ… 
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 この旅で紗優に会って、最初は過去の 
僕を見てるようだと思ってました
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 でもその気持ちはだんだんと恋心に 
変わっていきました
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 不器用かもしれないけれど、きっと 
紗優を笑顔にさせる
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 好きです、付き合ってください 
士郎くんは目をつぶって、左手を彼の心臓あたりに当てて右手を差し出した。
どうしよう。ずっと考えてたけど、決めきれなかった。自分の気持ちを、本物と思えなかった。
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 目を、あけてください 
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 まず、あたしを選んでくれて 
ありがとうございます
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 この旅の最中、あたしはずっと 
あなたのことを考えていました
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 あたしも、貴方のことが 
好きなんだと思います
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 でも、あたしは… 
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 自分の気持ちが本当に恋心なのか、
わかりませんでした
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 友達としての好きなのか、 
恋愛としての好きなのか、
答えを出すことが出来ませんでした
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 " ごめんなさい " 
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 …そっか、でも、ありがとう 
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 こちらこそ、ありがとう 
私の気持ちが、わからなかった。恋愛とか、はじめてだから。この気持ちが" 恋 "なのか、わからなかった。
そんな自分が嫌いで、嫌で、悔しくて、涙が溢れた。
白 羽  紗 優
白 羽 紗 優
 継続…来てくださいっ… 
菊 地 原  士 郎
菊 地 原 士 郎
 わかった 
次の継続に行くことを約束して、あたしたちは三門市に戻った。
『 find story 』 雪解雫編 完結  .

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