俺は呪われているらしい。
周りは口癖のように言っている。
俺が呪われた目を持って生まれたから母親がしんだらしい。
正直言って馬鹿馬鹿しいと思う。
医者も俺の母さんが死んだのは出血量が多かったから死んだと言っているのにあいつは聞く耳を持たない。
そして、俺を異物として扱う。
小学生の頃始めてできた友人は、俺の左目を見て化物扱いをし始めた。以降、眼帯をつけるようにした。
牙が怖いと言った女の子のために、マスクをして隠してあげた。
そうしているうちに俺は人間が嫌いになっていった。
いっそ、同胞か妖怪にでも会えたらなと思う。
いつも通る帰り道を歩きながら独り言を言っていると、いつもは気にしないのにふと、廃れた商店街が目に入った。
そして、何かに導かるれるようにその商店街へと入っていった。
ちゅうかんくらいだろうか。
足を止めて、自分は何をしているのだろうと考える。
すると、聞き慣れない女性が聞こえる。
先ほどまで話していた女の子は大きな骸骨に変化した。
驚いているところに肩を叩かれ、後ろを向くと大きな1つ目が視界に入る。
そこにいるのは何も違わない妖怪。
脳がはち裂けそうになるくらい今アドレナリンがでていることがわかる。
手をがっしりと握って。実体がある。俺が今触れいている!
これが俺と妖怪との出会いだった。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!