※名前は適当です
リビングのソファで
だらしなく寝転びながら
紫苑はスマホを片手に
ヘラヘラと笑う
部屋中匂うのは
私の香水、ではなく
甘ったるい香水の匂い
ひらひらと手を振って、
子犬みたいに私に擦り寄ってくる
浮気の証拠を隠そうともしない
羨ましいくらいに底抜けの軽薄さ
まさに救いようのない最低なクズ
そう言いながら、
紫苑は私の腰を強引に引き寄せた
さっきまでのチャラい笑顔のまま
瞳の奥だけが、
獲物を狙う蛇みたいに
ドロッと濁る――
耳元で囁かれる、
熱を孕んだ最低な告白
他の26人には絶対に見せない
余裕を失った執着心
紫苑はまた
私の腰を強引に引き寄せ、
ソファに押し倒すように
覆いかぶさってきた
鼻先が触れ合うほどの距離
甘い煙草の香りと
聞き覚えのない
女の子の香水の匂い
紫苑の細い指が、
私の首筋をゆっくりとなぞって
そのまま喉仏のあたりで止まる
ヘラヘラと笑っていたはずの瞳が
ふっと温度を失って、
獲物を捉えた蛇のように
妖しく光った
耳元に、熱い吐息が
叩きつけられる
わざとらしく鼻先を
私の首筋に埋め、
深く、深く息を吸い込まれて
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。