やっぱり次の日は目が腫れてすごいことになってた
多分昨日泣きまくったのはバレただろう
あの日から涙が止まらなくなった
ポロ
お願いだから
止んでくれ
しーーん
いつもと比べてくそ静かな教室
おちつかねぇな
あいつがいたらこの場の全部を明るくしてくれるのに
いや
もう、それはないか
だって
もう、あいつは
あなたが死んだ
それから1日がたった
教室もみんな暗い顔をしている
そりゃそうだ
クラスで人気のあるあなたが亡くなったんだ
悲しまないやつはいねぇ
びっくりした
爆豪が
そんなこというから
そんなこと言って
泣いてるから
「あれ?あなたどっかいくの!」
「あ…?っあぁ、笑、コンビニ行く…笑」
「…なんだよ!そんな暗い顔して!仕方ない!この電気ちゃんが奢ってあげましょうか?♡」
「笑笑、ありがとう、でも気持ちだけ受け取っておくね笑、…今は1人になりたいな」
「…え!ごめん!1人になりたかったの!本当にごめん!気をつけてな!」
「うん…!じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃーい」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!