第4話

第三話
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2023/12/06 06:53 更新

壬氏じんし
 不思議だ 、君達は字が読めないことに 
なっているんだがね
双子
 はい 
猫猫まおまお
 卑賤の生まれでして 
何かの間違いでは
壬氏じんし
 それに … 
壬氏じんし
 ( あなたの側に寄り 
壬氏じんし
 君は男だよね 
あなた
 ッ … な 、にかの間違いでは ? 
壬氏じんし
 ( クス ゞ 
あなた
 ( ヴ ~ 
あなた
 ( 誰が教えるか 、世の中は無知なふりをしていた方が
立ち回りやすいんだ )
あなた
 ( 大体 、この男に何故文のこと ( と性別のこと ) がバレてるんだよ ) 

 十分に周りに気を付けた気でいたが

… 誰かに見られたか …

だとしても小柄なソバカス女 ( 男 )2人

程度の情報だろうに

わざわざ文字も読めない下女まで集めて調べるなんて

 なんて疑り深いんだ ! 

… ってか暇人過ぎんだろ !!

 というかどうやって男だと分かった

俺はあまり喋らないから

隠せていると思ったのだが …

壬氏じんし
 ( トン ゞ 
壬氏じんし
 失礼します 
ㅤㅤㅤ
 どうぞ 
壬氏じんし
 かの者を連れてまいりました 
双子
 ( … さぁどうしよう ) 
玉葉妃ぎょくようひ
 手数かけました ( 微笑 
あなた
 ( 赤ちゃん 、可愛い ) 
玉葉妃ぎょくようひ
 ( お辞儀 
双子
 !! 
双子
  !? 、そのようなことをされる身分ではございませんっ 
玉葉妃ぎょくようひ
 いいえ 、私の感謝はこれだけではありません 
あなた達はやや子の恩人ですもの
双子
 人違いではありませんか ? 
猫猫まおまお
 … 何か勘違いをされているのです ( 汗 
玉葉妃ぎょくようひ
 ……… 
壬氏じんし
 コホン 
双子
 ( ビクッ 
壬氏じんし
 玉葉妃からあるものをお預かりしている 
壬氏じんし
 これが ( 布の端切れを出 
あなた
 ( げっ ) 
壬氏じんし
 下女の仕事着に使われる布だと知っているか ? 

 ― おしろいはどく 、赤子にふれさすな ―

あなた
 ……… 
猫猫まおまお
 そういえば似てますね ( 焦 
壬氏じんし
 あぁ 
壬氏じんし
 尚服に関わる下女用のものだ 
双子
 ( ギクッ 
壬氏じんし
 スカートでも裂いたのだろうか ? 

 ※ 尚服 … 衣服に携わる仕事 。

あなた
 しかし 、猫猫の裳は裂けていませんよ ( 見せて 
壬氏じんし
 … ( あなたの耳元で 
壬氏じんし
 女性に恥をかかせるわけにはいかないからだよね ? ( 悪笑 
あなた
 ぅぐっ 
双子
 ( ここまでバレては仕方ないか ) 
猫猫まおまお
 あの日 、事件の真相に気付き 
二人の妃に文を送った
猫猫まおまお
 簡単な話です 
猫猫まおまお
 毒を含む高級白粉おしろいを使わなければいい 
猫猫まおまお
 私達の育った花街でも 
高級白粉を使っている妓女は多くいました
猫猫まおまお
 そして殆どがこの白粉に含まれる毒に 
体を蝕まれ命を落としました

 自分はただ … 

そんな簡単な事をしなかった高級妓女を

見たことがあっただけ

命と美貌を天秤にかけ

結局どちらも失って逝った

彼女たちを覚えていただけのこと

猫猫まおまお
 元は毒使いと薬屋でしたので 
猫猫まおまお
 … それで 
猫猫まおまお
 私達は一体何をすればよろしいのでしょうか ? 
あなた
 ( え 、俺も ? ) 
玉葉妃ぎょくようひ
 え ~~ 、それでは 
玉葉妃ぎょくようひ
 今日から私の侍女になってもらいます ! 
双子
 はっ … ? はぁ … 

 まぁいわゆる出世である


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