第3話

彼女のいなかった日
116
2022/02/10 08:44 更新
きんとき
…ねぇ、Nakamu
Nakamu
…どうしたの?
きんとき
…付き合わない?
あの時、君に告白した
答えは…
Nakamu
…よろしく
きんとき
…俺、彼女出来たわ
きりやん
ふーん…誰と?
きんとき
んー、言えないかな?
きりやん
なんだよ…‪w
その日から、たまに変な事を言われるようになった
どうしてNakamuの事を無視するのかな…
Nakamu
はぁ…
きんとき
Nakamu…辛くない?
Nakamu
大丈夫、きんときがついててくれてるから…
これからもずっと一緒、そう約束した。
…そして家にNakamuを連れて来る事にした
きんとき
お母さん!
きんとき
この子が僕の彼女のNakamuだよ!
Nakamu
…よ、よろしくお願いします!
どんな顔をしているのかな?
そう思ってお母さんの顔を覗いて見た
きんとき
……お母さん?
思わずそう言ってしまった
顔は引きつり、少しカタカタと震えている
「な、何でもないわ…さぁ、座って…」
……Nakamuのどこがおかしいの?
「はい、お茶よ…」
そう言われ、お茶を出された。
きんとき
お母さん、Nakamuの分は…?
そうお母さんに言ってみたが、何も答えなかった…
きんとき
お母さん、どこに行くの?
「ちょっと……ね…」
行先も分からぬまま車に乗せられる
「さ、着いたわよ」
きんとき
…お母さん、なんでここに?
目の前には精神病院
きんとき
お母さん、僕おかしくないよ…?
「あ、私たちの番ね」
なんでここに来なくちゃいけないの…?
「えー…はい、そうなんです…」
怖くて、お母さんと医者の会話なんて全く耳に入ってこなかった
「…では薬を処方しますので…」
きんとき
…お母さん、なんであんなに怖がってたの?
きんとき
Nakamuのどこがおかしいの?
「何を言っているの…?」
「Nakamuなんて人、あそこにいなかったわよ…?」
「声も聞こえなかったし…」
「ただのイタズラかと思ってたけど…」
きんとき
う…そ…
きんとき
飲まなくちゃ行けないの…?
飲みたくない
副作用も怖いし、Nakamuと会えなくなるし…
きんとき
でも…
飲まなきゃ変な奴扱いされる…
…いや、いいのかな?
きんとき
…やっぱり飲まなきゃ…
覚悟を決め、薬を流し込む
きんとき
きんとき
Nakamu…?
もう君はいなかった。




END『幻覚』

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