僕が選ばれた?
なんで。なんで
約束は?嘘だったの?
納得してくれたのに?
意味がわからない、どうして、どうして
そんな人間じゃないって…の”そんな”ってなに?
らんくんの考えていることがわからない
いま、死ぬことが決まったのに恐怖心がなかった
ゲームを始める前の方があったのに
わからないから、聞いてるのに
なんで、教えてくれないの?
あぁ、だめだイライラする
早く言ってよ
なんだろう、心の中をみると、黒く変わってる感じ
ドクッドクッ
心臓がうるさい
だまってよ
声出すのもやっと
苦しい、苦しい
振動がどんどん早くなる
僕はこのまま死ぬの?
電流じゃなくて、呼吸困難で死ぬの?
何を言ってるの?
今がわからない、だました?なに?
あぁ
頭も痛い
『そんなはずない』って、言いたいのに、言えない
裏切られた
悔しい
どうして?どうして?
イライラする
ムカつく
このままだと死んじゃう
どうしよう、どうしょう
らんくんの声が遠い
バカじゃないの?
ボタンは押してないだって、約束したから
僕が約束を持ちかけた
押してない…押してない…押してない
絶対に押してない
何のための約束?
それは……ゲームを終わらせるための約束
間違ってるって伝えるため
押してない押してない
ボタンのそばに手を置いて、その…ボタンを…
おし、た?
あれ?僕…押した…の?
押してんじゃん
そうだ、僕は押したんだ
ボタンを押さないように提案したのは自分が死なないため
2人が納得してくれれば、僕が選択した人間だけが死に、ゲームを終わらせることが出来る
その作戦に勝ち上がろうとしたんだ
そうだ、思い出した
都合よく忘れたままにさせてくれれば良いのに、
やっぱり2人とも何考えてるかわからない
ムカつく、ムカつく
2人を残すのが間違いだったんだ
周りの目を気にする奴らだったらよかったのに
あ〜あ、何でこうなっちゃったんだろう
多重人格?
そんなふうにおもってたの?
なのに、みんな全然気づかないんだもん
仲が良いから知ってるなんてよく言うよ
誰も僕の本当の姿なんて知らない
あんなに一緒にいたのに、学校だけじゃなくて放課後だって遊んだのに
誰1人僕がこんな性格を隠して持ってるなんて思わなかった
本当に、浅い学校生活
簡単に騙されて楽しいなって笑ってる姿を本物だと思って一緒に学校生活を送ったの
すごく面白くて笑える
万が一どちらかの1人にバレたとしても
どちらかは僕に従うと思ってたのに
だから、完全に僕のことを信じ込んでいるLANくんじゃなくているまくんにしたのに
何で。2人とも僕のことを選んだんだよ
質問?
あぁ、それか
僕はその質問にないと答えた
あの質問のどこに僕の落ち度があった?
実際にLAN君は安心したじゃんあの
しまった、
選択を間違えた
まさか、あの言葉で僕を試していたなんて
………そんなところを見られてたなんて
いい子を演じたり、自分の気持ちを押し殺していると
ストレスが溜まってくる
あの日もそんなストレスから、無性に誰かを刺したかなった
だってさ、友達ごっこなんて反吐が出る
思ってる事ぶちまけることもしないで僕たち仲良しだなってバカみたいに言わない?
全部消えちゃえばいいと思った
でも。そんなことらを見られてたなんて…しくじったなぁ〜
厄介だ
普通の人ならこんなにらいろちろと暴かれなかったのに
なに、わかったように言ってんの?
隠してるものなんてない
ただ。僕は自分の本当の性格とは全く違う子を演じてただけ
自分を使ってる人が他にもいるなら、僕もその人と同じ
いままで、黙ってたいるまくん
嘘…でしょ
まさか。あのことを知ってる奴がいるなんて
いむが、悪すぎました…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。