第21話

☀︎16
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2024/09/25 22:42 更新
am.4

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リノ
リノ
ねぇ.....俺聞いてないよ、
ハン
ハン
.....
リノ
リノ
ねぇってば、



暗闇で光るネオンの中

車が停められたのはまさしくラブホだった





声をかけるも応じないハンは俺の手を優しく握って

催促するようにきゅっと引いた






間もなく車から降りると
部屋のチェックインを済ませてベッドに座るまでは異様な空気感とハンの目に恐怖を感じた







ずっと握られていた手を離されると

シルク地の綺麗なベッドの端に座るおれに、しゃがみこんで目線を合わせて口を開いた




ハン
ハン
何のつもりですか
リノ
リノ
ぇ....?
ハン
ハン
だから、



ため息が聞こえて来そうな空気感に
また、胸が押しつぶされそうになった






リノ
リノ
(何のつもりって....)



俺はただ、自分の恋心から目を背けたくて
偶然さしのべられた手を握っただけだ、


だけ、なんだ











縛られたように目線まで動かせない俺を見かねて
ハンが口を開いて、言った
ハン
ハン
俺は先輩が泣いてるとこなんか見たくないんです
リノ
リノ
ッ....


見られてたんだ、


リノ
リノ
あれは、違くて、
ハン
ハン
ちゃんと、この目で見ました
ハン
ハン
先輩がいいのなら、俺も先輩の力になりたいんです



しっかり


俺に向けられた目線は離れることなく鷲掴みされた





別に助けを求めてる訳じゃない

それ以前に、なぜここに連れてきたのか



リノ
リノ
ハン、
リノ
リノ
ここは俺たちが居ていいとこじゃない、帰ろう
一緒に上がると言ってしまったが故に運転までさせてしまってごめん
リノ
リノ
だから、、




だから、、

繋ぐ言葉がみつからない



こう言って何になる
そう言ったからハンにどうして欲しい

全く分からなかった







ハン
ハン
先輩、、
リノ
リノ
うん?


ハンはすくっと立ち上がると
俺の腕を優しくにぎって持ち上げた



途端に後ろのベッドに押し付けられて、反動で体ごと押し倒される


ハンの目は純粋だ
リノ
リノ
ぅおっ、ちょっと
な、に
ハン
ハン
ちゅ、む、チュ
リノ
リノ
んッ、ぅ
ハン
ハン
ん、せんぱッ、
リノ
リノ
ば、かッ、


ハンの腕を払い、また掴みあって、



力ずくで腕を払うと、いかにも非力なハンは
そのまま自身の髪をくしゃと握った



目が潤い、手が震えていた
リノ
リノ
.........ッ、おい
ハン
ハン
先輩は何を守ってるのッ、先輩のが傷つくんだよ、
ハン
ハン
どうせまた早く家に帰って2人分のご飯作って、つまんない夜を1人で過ごすくせに
リノ
リノ
ッッ........、
ハン
ハン
そんなんだから、自分を捨てるんだッ


間違いは無い、

でももう慣れたことで
目をそらさなきゃいけないこと。お母さんがいるだろう、きっとみてる


ハンの震えた手を掴んだ


ハンは事情を知らない
リノ
リノ
ハナ、俺はこうしないといけないんだよ
リノ
リノ
落ち着こう、俺がごめんね

さわ、と柔らかいハニの髪を撫でた

俺の腕を握ったままの手に、くっと力が入った
ハン
ハン
ッッ、もぅ、やだ、ッ泣
リノ
リノ
ごめん、ごめん、驚かせたよね



まるで青年さを取り戻したかのように
涙がぽろぽろと落ちるハンをみて

少しの安堵と共に、
また、俺の頬にも涙がつたった














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