第95話

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2,123
2024/05/05 11:56
jun
jun
『え!スピーカー?もしかしてミナいる?』
mina
いるよー
jun
jun
『わー!大好きだよー!』
mina
私もー!
soyeon
突然の愛の告白ㅎㅎㅎ
soonyoung
soonyoung
『え、ソヨンいるの』
soyeon
いますけど?ダメだった?
boy
やー、ジフナ!寝たふりすんな!
you
……
soyeon
……

少し遠くからそんな声が聞こえると、ソヨンはスーッと離れて布団に潜り込もうとする。

mina
やー、なんで寝ようとするのよ
girl
向こうでも同じことが起きてると思うとめっちゃおもろいㅎㅎㅎ
soonyoung
soonyoung
『ほらジフナ、なんか言うことあるんじゃないの』
jihoon
jihoon
『……』

スマホのスピーカー部分をソヨンに近づける。

こっちも向こうも無言で。
しばらくして、向こうのジフンが口を開いた。

jihoon
jihoon
……明日の夜、会いたい
girl
〜!!!
mina
!!!!!
you
聞こえた、?

顔下半分を布団に埋めて、小さく頷くソヨン。

soyeon
……分かった、
boy
よかったな!頑張ったぞジフナ!!
jihoon
jihoon
……うるさい、もう寝る
boy
耳赤すぎㅋ
soonyoung
soonyoung
『……そういうことですㅎじゃあ、スピーカーやめるね』
you
はーい

スピーカー機能をオフにして、耳にスマホをあてる。

soonyoung
soonyoung
『本当はもっと話していたいんだけど……そっちもそっちで色々あると思うし、今日はもう切るね』
you
お気遣いありがとㅎまた明日会うんでしょ?ならいいじゃん
soonyoung
soonyoung
『明日はもうちょっと早く集合かな。あ、でもジフニと被らないようにしなきゃㅎ』
you
そうだねㅎ
soonyoung
soonyoung
『じゃあね。早く寝なよ?明日も早いんだからさ』
you
うん。お互いに
soonyoung
soonyoung
『おやすみ、あなた』
you
おやすみー

向こうがなかなか切ってくれないので、私から通話終了ボタンを押した。

もう少し話したかったけど、まぁ明日もあるし。いいかな。

mina
……それで?さっき何があったんですか、あなたさん
you
やっぱ聞いてくるよね……
soyeon
聞かなきゃ損
girl
キュンキュンさせてー!
you
えっと……

一連の流れを思い出す。

でもやっぱりあのキスのインパクトが強すぎて、言葉に詰まった。

mina
……そんなにやばかったの?
you
うん、
girl
え、チュー?
you
まぁ……
soyeon
舌……
you
ナシだよ!!ナシだけどぉ……!

私はさっきのソヨンみたいに布団の中に潜って頭から被った。

girl
あなたが爆発しちゃう!これ以上聞くのやめよ!ㅎㅎ
mina
じゃあソヨニの話、聞かせてもらおうか?
soyeon
待って無理!恥ずかしいもん!あなた入らせて!
you
わー!狭い狭い!!暑い!!

無理やり布団をめくって入ってきたソヨン。

しばらくして「さっき何があったの」って聞いてくるから、ソヨンにだけ小声で話したら、

soyeon
えっろ…何それ

分かってるよ!口に出すな!!

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