あなたside
ミナモトセンパイ。
学校全体で噂されてる、イケメン生徒会長らしい
モテキングだとか。
私は特に何も思わないけど。
なんの用だろう、
これ以上目立ちたくないんだけどなぁ…。
源先輩、
"源"光、
同じ苗字。
しかも…
光くんの払い屋の一族という発言。
払い屋、源…
……源頼光?
これは……
目の前に続く長い廊下。
人通りが少なく、薄暗い。
そう、迷子である。(
転校してきてから間もないので、
仕方がないといえばそうだが、自分でも驚いている。
ほんとにどこかしら…
寧々達と一緒に一通り回ったのだけど…
ここは来たことがないわ…
ガラララッ
ジャラジャラッッ!
ジャラッという音と共に視界から蒼井くんが
消えたと思ったら、宙ずりにされていた。
慣れてそう、ここ大丈夫かしら…
やっぱりバレてたか…
あくまで当然のように。
相手が相手だから、
隙と焦りを見せては飲まれてしまうかも。
それにしても、……
まさか蒼井くんの前で聞いてくると思わなかった。
もしかして蒼井くんも何が怪異に関連があるのかしら。
納得したのか、探るような視線が無くなる。
蒼井くんは変わらず
驚きと疑いの視線を浴びせてくるけど。
蒼井茜side
ドシャっ
容赦なく上から落としてくる会長。
思い切り背中から落ちた…
…本当に鬼だな…
どんな人…????
何を言うかと思えば…
これ、回答次第で勘違いされるのでは…??
会長の問いに困惑しながらも、
彼女の行動を思い返してみる。
興味深そうに、でも少し警戒したような目で
彼女がいた場所を見つめる会長。
ビリビリッ!
…それにしても、
あんな顔してるの…

































編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!