⚠️原作崩壊
〜1年前〜
夏油傑が乙骨憂太の学生証を五条悟に託し、五条悟が呆れ返っていると、夏油傑が不意に気まずそうに話し出す。
五条悟の声は怒りをはらんでいた。
彼の知り得る少女は、兄を慕い、兄を信じていた。
夏油傑の実家を検分したのは彼であった。
壊れてしまった様な少女を見た後では到底信じられぬ様な、兄を強く慕っている少女の面影がその家にはあった。
彼はそれを今でも忘れることはない。
彼は重ねているのだろうか。
無責任に置いて行かれた少女を。
隣に立つのはただ1人の男でしかありえないと信じてやまず、裏切られた青く、若い青年を。
それを知り得るのはまた、五条悟だけなのである。
事実であった。
五条悟は、哀れな少女を守り続けた。
それは、同情であり、慈しみであった。
かつて親友から学んだこと。
もう、終わりであった。
青春には、どこかで区切りをつけなばならぬ。
彼らの最後は、彼らが決める。
そこで、彼らの物語は終わりを告げた。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。