第67話

epi -55-
1,138
2024/04/03 14:57 更新





⚠️原作崩壊








〜1年前〜











夏油傑が乙骨憂太の学生証を五条悟に託し、五条悟が呆れ返っていると、夏油傑が不意に気まずそうに話し出す。





夏油傑
あー、…あなたは元気かい?

五条悟
まあね、今は京都校にいる。
あの子も結構成長したし生きてると思うよ。

夏油傑
そうか…、元気そうで何よりだね。

五条悟
お前なぁ…、あの子がこの9年間どんな思いで…!






五条悟の声は怒りをはらんでいた。

彼の知り得る少女は、兄を慕い、兄を信じていた。

夏油傑の実家を検分したのは彼であった。


壊れてしまった様な少女を見た後では到底信じられぬ様な、兄を強く慕っている少女の面影がその家にはあった。


彼はそれを今でも忘れることはない。

彼は重ねているのだろうか。

無責任に置いて行かれた少女を。

隣に立つのはただ1人の男でしかありえないと信じてやまず、裏切られた青く、若い青年を。


それを知り得るのはまた、五条悟だけなのである。








夏油傑
分かってるさ。
すまないことをしたと思う。

夏油傑
でも、高専には悟がいたからね。
守ってくれたんだろう?




事実であった。

五条悟は、哀れな少女を守り続けた。

それは、同情であり、慈しみであった。

かつて親友から学んだこと。







五条悟
チッ…。
はいはい、最後まで傑は俺頼みだったわけね。




夏油傑
悪いね。










五条悟
……何か言い残したことはあるか。






もう、終わりであった。

青春には、どこかで区切りをつけなばならぬ。

彼らの最後は、彼らが決める。










夏油傑
……
夏油傑
誰がなんと言おうと、非術師     さ るは嫌いだ。
夏油傑
でも別に、高専の連中まで憎かったわけじゃない。
夏油傑
ただ、この世界では私は心の底から笑えなかった。


夏油傑
あぁ、それと最後に____。






夏油傑
愛してた。
夏油傑
…いや、愛してる。これからもずっと。
夏油傑
あの子に伝えてくれ。







五条悟
…傑。


五条悟
________


夏油傑
はっ、
夏油傑
最期くらい呪いの言葉を吐けよ












そこで、彼らの物語は終わりを告げた。



プリ小説オーディオドラマ