よく晴れた休日の午後。待ち合わせ場所に現れた結蘭は、少し息を切らせながら優しく微笑んだ。
シンプルな白いシャツにデニムという自然体な服装なのに、すっと通った鼻筋と透明感のあるビジュアルは、街角でもパッと目を引くほど綺麗だ。
真っ直ぐに見つめられて褒められると、あなたはどうしても照れてしまう。結蘭はそんなあなたの様子を愛おしそうに見つめると、
大きな手のひらに包まれると、心地よい体温が伝わってくる。二人は特に目的地を決めないまま、木漏れ日がきれいに差し込む並木道をゆっくりと歩き出した。
結蘭はあなたの歩幅に合わせながら、穏やかなトーンで話す。いつもグループのみんなを優しく見守っている彼だけど、あなたと二人きりの時は、どこか甘えるような柔らかい空気を見せてくれる。
途中で見つけた小さなカフェのテラス席に座り、冷たいドリンクを飲みながら、最近あった楽しかった出来事をたくさん話した。結蘭はあなたの話を「うん、うん」と楽しそうに聞きながら、時折、幸せそうに目を細める。
結蘭がふいに顔を近づけてきた。整った顔立ちがすぐ目の前に迫り、あなたは思わず息を呑む。結蘭の長い指先が、あなたの髪にそっと触れた。
そう言って、結蘭はいたずらっぽくふわりと微笑んだ。少しからかわれたような、でも大切にされているような愛しさに、あなたの胸はトクトクと激しく高鳴る。
結蘭は繋いだ手に少しだけ力を込めると、眩しい太陽を見上げるように微笑んだ。
青空の下、結蘭の真っ直ぐな言葉と温かい手のひらが、あなたの心の一番深いところを優しく満たしていった。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。