第3話

   #陰口はバレます
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2024/12/22 11:49 更新




kyo
 服洗ってきまーす 
あなた
 行ってらっしゃーい 


艶やかな藍色(返り血付き)をポニーテールに絡めながら俺にそう言う
風呂入ったらどうなるんだ…なんて思いながら部屋を出る
後ろのポケットからメッセージの着信音が聞こえる
差出人は-らっだぁ-
kyo
 何の用だよ… 
kyo
 この時間らっだぁ補習だろ 



どうやってスマホ弄ってるかは謎だけど考えないようにしてスマホを手に取る。
 《きょーさん。今電話できる ? 》
まぁ、少しなら大丈夫だろ。
補習なのにどうやって電話を掛けているかは置いといて、電話に応答する


kyo
 〈 なんの用だよ 〉 
rd
 〈 きょーさんのバイトってどこ ? 〉 
kyo
 〈 はぁ ? 今関係あるか ? 〉 
rd
 〈 いいから ! 〉 



どこか切羽詰まったような声で問いかけてくる。
勢いだけで押し通そうとしてくるんだが…
なんだか可哀想なので嫌々答える

kyo
 〈 脳筋お嬢様のボディーガード。 〉 
kyo
 〈 で、お前補習は ? 〉 
rd
 〈 抜け出してる ! 〉 



悪びれもなくそう答えるらっだぁ。
嫌々あかんだろ!? 
ため息を超えて笑えてくるんだが 

rd
 〈 やば。先生きたわ。じゃあね !! 〉 
kyo
 え、ちょ、はぁ ?? 



俺が慌てて聞き返しても何も帰ってこない

どうせしょうもないことだからいいか…

スマホをポケットにしまうと後ろから声がかかる


あなた
 きょーさん ? 
kyo
 あ、お嬢様… 



今度はニコリとも笑わずにこちらを見ている。
やべぇ明らかに怒ってるんだが…
お嬢様の制服の上着を抱えたまま後退りする。

あなた
 話があるんだけど 
あなた
 応接間に来てもらっていい ? 
kyo
 …すぐ行きます 



 本日2度目のクビの危機だったりする ?
 歩いて行くお嬢様の背中を見届けてから洗面所へと急いだ。

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