第17話

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2023/09/28 06:00 更新
 
伏黒恵
何…言って……
 
両面宿儺
チッ…小賢しい真似を……
 
伏黒恵
!!
 
やっぱり
恵には伝わってない
 
あなた
(……ならこのまま)
あなた
どうすんの、呪いの王さん
 
私は首に手を添える
 
あなた
このままだとまずいんじゃないのー?
あなた
(…折れるのを待つ!!)
 
…さぁ
どう出る…ッ!?
 
両面宿儺
……ケヒッ笑
両面宿儺
ケヒッケヒッ笑
 
あなた
!?
あなた
……
 
両面宿儺
そうかそうか
両面宿儺
俺がこの程度で動くと…?
 
あなた
何が言いたい
 
両面宿儺
……笑
両面宿儺
シュンッ
 
あなた
!!
伏黒恵
!!
 
消えッ……
 
キンッ…
 
あなた
……
 
伏黒恵
あなたの下の名前ッッッ!!
 
あなた
……ゴフッ
 
喉元や肺をかっ切られ
地面に鮮血が滴る
視界はぼやけ
音も真面に聞こえなくなってくる
そのまま地面に倒れこむことしかできなかった
 
どうして……
人柱が死ねば困るのはそっちって、
分かってたんじゃねぇのかよ…ッ
 
両面宿儺
安心しろ、一度殺しただけだ、後で治す
両面宿儺
まぁ俺を舐めてかかった罰だな笑
 
伏黒恵
あなたの下の名前!!
伏黒恵
あなたの下の名前の一文字目__
 
あなた
……
 
愛を守ることもできず
悔しくも私は
そこで息絶え、意識を失った
 
 
釘崎野薔薇side
 
私は一足先に医務室にいた
その後伏黒が帰ってきた
 
釘崎野薔薇
……
 
……あなたの下の名前を抱えて
 
釘崎野薔薇
…ッは?
釘崎野薔薇
あなたの下の名前?
 
伏黒恵
安心しろ、寝てるだけだ
 
釘崎野薔薇
…よかった
 
ホッと胸を撫で下ろす
…が、もう一つの違和感に気付かない程
馬鹿じゃない自分が、こういう時心底恨めしい
 
釘崎野薔薇
……虎杖は
 
伏黒恵
……
 
釘崎野薔薇
!!
釘崎野薔薇
……
 
沈黙こそ肯定は暗黙の了解
 
釘崎野薔薇
……ッさっさとあなたの下の名前降ろしなさいよ
釘崎野薔薇
アンタのモンでもないでしょ
 
伏黒恵
……あぁ
 
すると伏黒はかなりあっさり
私の横の空いていたベッドに、あなたの下の名前を横たわらせ
自分は重ねてあった椅子を持ってきてそれに座っていた
 
伏黒恵
……
伏黒恵
オマエらは無事でよかった
 
釘崎野薔薇
ッッッ!!
釘崎野薔薇
ッ…アンタ……ッッッ
 
思わず
掴みかかってしまった
大切な人を
侮辱されている気がして
 
釘崎野薔薇
いい加減にしなさいよ!!
釘崎野薔薇
あなたの下の名前この子の心をどこまで弄んだら
気が済むのよッッッ!!
 
伏黒恵
……
 
釘崎野薔薇
ッあんなの嘘に決まってんじゃない!!
釘崎野薔薇
何でそんなことも…ッ
釘崎野薔薇
好きになった奴を信じないで!!
あの女の出鱈目の方を気にして!!
釘崎野薔薇
あなたの下の名前のこと好きなんでしょッッッ!?
釘崎野薔薇
信じてないで何やってんのよ!!
 
伏黒恵
ッ…
伏黒恵
俺だって…
 
釘崎野薔薇
何言ってんの!?
釘崎野薔薇
だってもくそもn(((
 
伏黒恵
俺だって信じたかった!!でもッッッ…
伏黒恵
五条先生が…ッ認めた
伏黒恵
だとしたらもう、
捻じ曲げらんねぇ事実だろ!!
 
釘崎野薔薇
はぁ!?
釘崎野薔薇
それはちゃんと本人に聞けよッ!!
釘崎野薔薇
事実かどうかなんて!!あなたの下の名前の性格で
分かりきったことだろうが!!
 
伏黒恵
ッッッ
 
釘崎野薔薇
あなたの下の名前は自分の命より、
私達の命を優先した……アンタも
目の前で生かされた人間でしょ…ッ
釘崎野薔薇
その後どうして
気絶して運ばれて来たのかは知らないけど
釘崎野薔薇
……そんな人間が
釘崎野薔薇
あんな御法度なこと…する筈がない
釘崎野薔薇
そうでしょッ…?
 
伏黒恵
……じゃあビデオはどうなるんだよ
伏黒恵
小林が持っていた録画は!!
どうやって説明すんだよッッッ
 
釘崎野薔薇
うるさいわね!!
釘崎野薔薇
何度言ったら分かるわけ!?
 
伏黒恵
オマエこそ!!
伏黒恵
証拠が出てるんだ!!
どうやって説明すんだよ!!
 
釘崎野薔薇
ッッッ!!
 
その後、いくら喚いても起きる気配もない小林横目に
私達は我を忘れた様に口論を続けた
 
声を聞いて駆け付けた硝子さんや五条先生クソ教師
なぁなぁで宥められ
事なきを得た
 
その状況の中目を覚ましたあなたの下の名前は混乱しており
その覇気のない姿を見て
誰も彼もあなたの下の名前を守る気がないのなら、私があなたの下の名前を守る
本気であなたの下の名前を守って、愛してくれる誰かが現れるまで
そう決意した
 
あなたの下の名前は、私の大切な人だから
 
伏黒は強かに唇を噛み
黙って俯いていた
 
 
Next…

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