あなたの下の名前side
今日はゆかりのお墓参りに来た
大きな桜の木の下に汚れてボロボロになったお墓があった
どっちがいいんだろう…
水、水…どこだろ?
って、あれ?
ん、よいしょっと
…まさかこんなとこで莉犬くんと会うとはなぁ
シャッシャッフキフキ🍂🕸
あんなに汚かったお墓は綺麗になっていた
お母さんあの時一緒に遊んでくれて、帰り方を教えてくれてありがとう
私の嫌いだった目を綺麗って言ってくれて、嬉しかった
私とまぜ兄はもう大丈夫だよ
まぜ太side
母さんなかなか来れなくてごめん
あなたの下の名前を守ってくれてありがとう
俺もあなたの下の名前も無事前に進むことができたよ
これからは時々来るね
その時急に強い風が吹いて
揺れる桜と桜の花びらの中に
一瞬母さんが
笑ってくれたように見えた

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!