第45話

13…3
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2025/08/30 16:22 更新
ピンポーン♪


マサイ
モトキ〜?
シルクとマサイだ〜 居るか〜?

シルク
留守なのか?
ドアは鍵かかってるか?


ガチャ………


マサイ
あ? 鍵かかってねぇ
シルク
入ろう。寝てるかもしんないし
マサイ
モトキ〜入るぞ〜





室内は怖いほど静かだ



リビングまでの廊下が長く感じる




ただ、俺とシルクは部屋に入る前に


ただ事ではない


何かのサインなのか



胸騒ぎがする


シルク
……早くリビングに行った方がいいな



ドアを開けた瞬間、身体中の産毛が逆立った



鮮明な血溜まりの中に、うつ伏せの状態で


青白くなったモトキの姿があった

マサイ
ッ!! モトキッ!
しっかりしろッ モトキ!

俺とシルクはモトキの側へすぐに駆け寄った


俺はモトキの上半身を起こし、呼びかけるが


俺の服がモトキの血に染まってゆくだけで


返事は返ってこない






あ…………やばい………



モトキ……………………死んでるの……?






頭の中が真っ白になっていく



“俺が気づいていれば”



俺の中でノイズと共に言葉がよぎる









シルク
しっかりしろッ マサイ!!
モトキはまだ死んだわけじゃない!


シルクの言葉で、再び現実に引き戻された


シルク
脈と呼吸が浅い……
特に出血がかなり酷い………
清潔なタオルとビニール手袋探せ!
すぐにだッ!!

マサイ
お……おうッ!!


そうだ


ただ絶望してもなにも変わらない



とにかく、モトキを助けることが最優先だ!!




プルル………プルル……

シルク
…救急です
大量出血の男性が1人…
●●区●●の●●マンションです
救急車が来るまで……はい
マサイ
シルク!!
タオルとビニール手袋だ!
抑えるための紐もあるぞ!
シルク
サンキュー マサイ!!
まずは幹部を止血するんだ!
そしたら、血液が身体中を循環できる
ようにふくらはぎの下に
丸めたシーツを入れてくれ
マサイ
OK! 意識が曖昧みたいだから
一応AEDも持ってくる!
シルク
頼む〜! その間に
胸骨圧迫を試みてみる!!





約10分後



救急隊が駆けつけ、一旦モトキは医療従事者へ
預けることとなり


病院へ搬送された




当時の状況を事細かに説明できるシルクが

付き添いとして、モトキと共に病院へ行った




俺は後から車で向かった




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