学校に着き職員室で先生から学校生活の説明を聞く
先生に一礼してその場をあとにする
講堂に着くともう既に人が多くいた
私は人目につかない道から舞台裏へと向かう
舞台裏の軋む扉を開ける
舞台裏は埃っぽく、年季の入った壁に使い古された
機材や道具が置いてあった
壁にもたれかかってそのまま下にしゃがむ
口からため息がこぼれ落ちる
そういえば昨日も実家に帰って…
……思い出すのはやめよう
首を横に振る
何やら外から騒がしい声が聞こえてきた
それも、その声はどんどんこちらへ近づいてくる
あろうことか音を立てながら舞台裏の扉が開く
そのに立っていたのは数名の男子生徒だった
さっきから私の前で話してくるのは2人
1人は口が悪くてヤクザみたいな見た目をしている
正直苦手なタイプだ
もう1人はおとなしそうな見た目でヤクザさん(仮)を
時々叱っている
いつものように一礼する
顔をあげるとヤクザさんと目が合った
直さなきゃ…
いつもの癖だ
どうしても所作が抜けない
私は少し俯きがちになる
俯いた目の端に人の脚が映る
私は顎クイされて目を合わせられた
顎に当てられていた手を払いのける
その間私は表情を崩さないように最大限努力をした
それでもだいぶ不機嫌な顔をしていたらしくヤクザさんは顔をひきつらせている
呆れた顔でステージを指差す翠月さん
私とヤクザさんはすっとステージの方を見る
…そういえばなんでこの人たちここにいるんだ?
この人たち生徒会って、学校大丈夫かな…((












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。