第3話

#.2
173
2026/02/22 23:23 更新





あなた
すみません、転校してきたあなたの名字なんですけど…






学校に着き職員室で先生から学校生活の説明を聞く




先生
これで以上だ。何かわからないところはあったか?
あなた
いえ、大丈夫です
先生
それならよかった
先生
次は講堂に行ってほしい
先生
転校生は紹介するから舞台裏に入っててくれ
あなた
わかりました





先生に一礼してその場をあとにする








講堂に着くともう既に人が多くいた

私は人目につかない道から舞台裏へと向かう



舞台裏のきしむ扉を開ける



舞台裏は埃っぽく、年季の入った壁に使い古された
機材や道具が置いてあった




壁にもたれかかってそのまま下にしゃがむ




あなた
はぁ…





口からため息がこぼれ落ちる



そういえば昨日も実家に帰って…

……思い出すのはやめよう



首を横に振る




何やら外から騒がしい声が聞こえてきた


それも、その声はどんどんこちらへ近づいてくる



あろうことか音を立てながら舞台裏の扉が開く





そのに立っていたのは数名の男子生徒だった




??
うぉぉ!?誰だお前
??
ちょ、その言い方…
あなた
すみません、邪魔でしたか?
??
いや、大丈夫だよ
??
てかなんでこんなとこに居るんだよ
あなた
転校生なので…
??
なるほどねぇ





さっきから私の前で話してくるのは2人


1人は口が悪くてヤクザみたいな見た目をしている
正直苦手なタイプだ

もう1人はおとなしそうな見た目でヤクザさん(仮)を
時々叱っている




??
そうだ、君、名前は?
あなた
…あなたの名字あなたの下の名前です
??
あなたの下の名前ちゃんね
翠月 すち
俺は翠月すち、よろしくね
紫藤いるま
…紫藤いるま、
あなた
…よろしくお願いします





いつものように一礼する




顔をあげるとヤクザさんと目が合った




あなた
な、なんでしょうか…?
紫藤いるま
いや…別に
翠月 すち
(へぇ…そういうことか…)
翠月 すち
あなたの名字さんって所作が綺麗だよね〜
翠月 すち
育ちがいい感じ
あなた
っ…ありがとう、ございます




直さなきゃ…


いつもの癖だ


どうしても所作が抜けない



私は少し俯きがちになる



俯いた目の端に人の脚が映る




私は顎クイされて目を合わせられた




あなた
……
あなた
なんですか
紫藤いるま
なんでそんなに下を向くんだ?
あなた
離してください





顎に当てられていた手を払いのける



その間私は表情を崩さないように最大限努力をした



それでもだいぶ不機嫌な顔をしていたらしくヤクザさんは顔をひきつらせている




翠月 すち
2人とも、もうすぐ式始まるよ





呆れた顔でステージを指差す翠月さん




私とヤクザさんはすっとステージの方を見る



…そういえばなんでこの人たちここにいるんだ?




あなた
すみません、なんであなた方はここに…?
翠月 すち
あー言ってなかったね
紫藤いるま
俺たち生徒会なんだよ
あなた
………





この人たち生徒会って、学校大丈夫かな…((




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