第23話

くどうたいき
275
2026/02/13 15:00 更新
あなた  side


もう、なんなんだろう。あなたって人は。
あなた
あー!
同僚
どうしたの?そんなイライラして笑
あなた
なんか、最近調子狂っててさ
同僚
なになに、お客様なら私引き受けるけど?
あなた
いや、全然そんな事はないんだけど。
すっごく聞かれるの。根掘り葉掘り
同僚
家政婦にそんな話しかける人なんているんだね。今どき。
あなた
ほんとにそう、別に嫌なわけじゃないんだけ、、どぉ、ね?
同僚
ま、聞かれたくないこともあるしねぇ
あなた
そうそう。
同僚
なになに?その人のこと好きなの?
あなた
はぁ!まさか、!
好きとかじゃないから…
同僚
まぁまぁ、私から振っといてあれだけど、ちゃんと休みなよ。
あなた
うん…
同僚
結構クマ酷いんじゃない?せっかくいい顔してんのにねぇ
私の同僚はこんな感じで褒めてくれるし、言う時はちゃんと言ってくれる。まぁ、言い方はシンプルじゃないんだけど。


それにしても、なんか、最近特に疲れてる。
そして、なぜか周りからの視線が刺さる。
私、何かしたっけ?
ーーー

いつも通りのお昼休憩中、背後からこんな声が聞こえてきた。
社員
そういえばこの前、音色町ねいろちょうに新しくできたホスクラ行ってきたんだよね
社員
え!なんて言うお店?
社員
うーんとね、”M.I.K.Eマイク”ってとこ!
え?確かあそこのホストクラブって私の店から近いよね?しかも、何件か隣の本当に激近のお店だった気がする。
社員
けど、帰る時に、木村さんに似てる人いて
社員
え!?木村さんってうちの会社の?
社員
そうそう
社員
え、気のせいじゃない?
いつも仕事1本って感じだし、、、
興味無さそう
社員
私もありえないとは思ってるんだけど、なんか顔似てて。
こういう時、影が薄くて非常に助かっている。
にしても、バレたか。もしかして。しばらく出勤控えようかな。しかも、年末の出勤の時からそうだけど、悪口って言うのかな?嫉妬?が絶えなくて。別にそこまで気にしてるわけじゃないんだけど、なんか耳に入ってくるから聞き流せなくて。
ALOHA
お疲れ様です…
黒服
あ、ALOHAお疲れ様。
来てくれてありがとうね笑
まぁ、バレそうになりながらも来ましたけども。
なんか、嫌な予感がしてて、大体こういう時は当たる。
ALOHA
まぁね、着替えてくる
彼とは何も無いし、特に深い話をする仲でもないから、一言返事をしてから更衣室に向かった。


更衣室のロッカーを開けていつも通りメイクをしようと思ったんだけど。
あれ?メイク道具ない。
ALOHA
あれ?なんで…
前回出勤してきた時はここにしまったから、無くなるはずないんだけど。


「ふふっ、28歳はメイクしてもおばさんよねぇ」
「そうそう、もう辞めてくれた方がいいのにね」
ALOHA
はぁ…
なるほどね。わかった。そういうことだったのか。
なら別に耐えるか。あっちが飽きて辞めてくれるのを待つだけ。別に手を出された訳じゃないから大丈夫か。
黒服
あれ?ALOHA今日ナチュラルメイクだね
ALOHA
あ、メイク道具家に忘れちゃって
黒服
俺あるけど、貸すよ
ALOHAほど持ってないけど
ALOHA
えっ!嘘!?
黒服
なんで嘘つくんだよ俺が笑
いつも必要最低限のメイクで家政婦やってたから、お言葉に甘えてメイク道具を貸してもらった。


けど、やっぱり悪口は収まるはずもなくて…

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