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やっと午前中の授業が終わった
目の前で爆睡をかましてるスニョンとジフンを
優しく起こしてやれば
昼飯を食おうといつも通りに誘うと
廊下からうるさい足音が響く
ドアの方を見ると、程よく筋肉がついた
俺より少し背が高めな男が犬歯を見せながら
こちらに向かって叫んでいる
その顔はとても整っていて、なんというか
すごく、……魅力的だった。
ミンギュ…?スニョンの知り合いなのかな?
すごく仲良さそうに見えるけど、こいつをヒョンと
呼ぶって事はこのミンギュって奴は俺の年下なんだろう
ジフナの事も知ってんの?
なに、俺だけ、こいつのこと知らない感じ?
そう言って俺の方を向いて目を合わせてくる
ちらちらこっちを申し訳なさそうに見なくていいんだぞ
そんな頑張って思い出そうとしなくても
安心しろしっかり初対面だから
そう言ってスニョンにもジフンにも
触らせた事の無い俺の頭を柔く撫でてくる
なんだろうこの気持ち
多分この瞬間俺は
恋に落ちたんだと思う
きっとこれは
甘くない初恋の始まりだった