第3話

2 日輪太夫
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2026/03/08 11:07 更新
ある日の昼


銀時は人々が行き交う町を歩いていた。


「あ〜二日酔いで頭痛ェ〜」


すると突然何かにぶつかった。


「おっとごめんよ」


ぶつかったのは子供だった。銀時は右手をあげてそのまま歩いた。
晴太side

よしっ、スリが成功した!木刀を持っていたし、侍っぽかったけど…


晴太は盗った財布の中を見たが、中はレシートなどしか入っていなかった。


「チッ、しけてやがらァ。ほとんど空じゃねーか。やっぱり今の時代侍なんぞ狙っても金になりゃしねーや。オイラの方がまだ持って…?」


晴太はポケットの中をまさぐった。しかし、財布はない。


「なんで!?落とし…」


焦っているとオイラが歩いてきた方向から


「ひーふーみー、いやっほ〜。わらしべ長者だ」

と言う声がした。その声のする方を見ると、さっきの侍がオイラの巾着を持ちながらその中の金を数えてる。


オイラは驚きと焦りで思わず


「それっ、俺の金っ…」


飛び出してしまった。


その白髪の侍は目を光らせて、


「コソ泥がァァァ!」


と言い、オイラにゲンコツを食らわせた。

 
その後、その侍にパフェを奢って、帰ろうとした。


「……」


目の前にはタバコを吸ってるおばさんと猫の耳がついたショートカットの女(?)の人。


右にはさっきの侍、左にはメガネをかけたやつ、その奥には赤い髪をした女の子がいる。


おばさんと猫耳がオイラを笑いながらなんか言ってる。…聞きたくない。多分馬鹿にされてる。


すると、今度は左のメガネと赤い髪の女の子が何か話してる。


右の侍がオイラになんで母ちゃんを買いたいのか聞いてきた。オイラは正直に答えた。


日輪太夫が母ちゃんかもしれないこと。会いたいこと。会って話がしたいこと。

涙が出てきた。なんで、なんでオイラだけこんな辛い思いをしないといけないんだ。



すると、タバコのおばさんが


「ここで働いていきな」


と言った。ありがたくて、どこか情けなくて、また泣いてしまった。人の優しさが身にしみた。
















晴太君、見返すと結構辛い人生でしたよね…

次回:吉原桃源郷

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