第11話

8話 #過失
388
2025/06/01 21:49 更新
 ※今回少し暴力表現あります。 苦手な方はブラウザバック
平気な方のみご閲覧お願いします。
なお、読み終わった後の文句は受け付けません。
奏_黄
いふさん…
賽_青
……。
彼は何も言わない。
理由は皮肉なことに、彼は、すでにあのツイートを見ていたのだ。
奏_水
ガタンッ  ……。
奏_桃
こさめ!どこに行くの。
いきなり席を立ったこさめに、LANは間髪入れずに声をかける。
奏_水
…ここにいたら気分悪いから、外の空気吸いに行く。
奏_桃
せめて話に区切りがついてからに
奏_水
いふさんが入ってきた時についたじゃん。
奏_水
さっきまで何も話してないのがその証拠だよ。
こさめは闘争心がついたのか、LANが話しているのにわざと被せて話を遮る。
奏_桃
ならせめて何か一言言ってから
奏_水
今言ったじゃん!
奏_水
もういい?ここにいたらほんと気分悪くなる。
こさめが再びLANの話を遮り、ほぼ力任せに扉を開ける。
が、それが良くなかった。
奏_桃
こさ

          ガンッ


「いってぇ…。
あーあ、血が出たじゃねか。どうしてくれんだよ。」

LANがこさめ、と名前を呼び終わる前に、鈍く扉がナニカに当たる音がし、低い声がやけに部屋や廊下に響いた。
何人か
!!?
奏_紫
 ヒュッ
いるまは、知っていた。この、声の主を。
でもこの声の主を知っていたのは、いるまだけじゃなかった。
奏_水
ご、ごめんなさい…。

「謝罪だけで済むならサツなんかいらねぇよ!!」

勢いに押されて、こさめは腰を抜かす。
みんな、突然のことで動けなかった。

「1回痛い目みねぇと分かんないみたいだなぁ…?」

バッと腕を上げる男が、何をするのか瞬時に理解した彼らは、


奏_紫
兄ちゃんやめて!
奏_紫
この人を…こさめを殴ろうとしないで!!
星_緑
真絃危ない!!
星_橙
2人とも!!?


刹那の時を動いた。
いるまは兄ちゃんと呼んだ人を突き飛ばし、こさめを守るために覆い被さった。
ゆうはいるまといるまに兄ちゃん呼ばれた男との間に入り、立ち塞がった。
くにはいるまとこさめ守るために、少し部屋の奥の方へ引っ張りつつも抱きしめる。
何もできなかった他のメンバーは、啞然としてしまった。
…ふぅん。お前ら、まだ仲良しこよししてたんだ?しかも、こんな大人数で。
2人
キッ  ……。
すかさずゆうとくにが、兄を睨みつける。
おー、こっわw
奏_紫
…ごめん、なさい……。
奏_紫
もう、勘弁、してください…っ……。
しかしいるまは反抗せず、こさめをくにに任せ、自分は膝と、手のひらと、頭を床につけた。
いわゆる、土下座状態だった。
俺がそんなんで簡単に許すわけねぇだろ?
兄は間にいたゆうを壁に突き飛ばし、いるまの髪を掴んで顔を無理矢理あげさせる。
そしてそのまま


         バシンッ


奏_紫
いッ、っぅ……。
いるまの顔を殴った。
これくらいでへばんな、よっ!


          ドスッ


奏_紫
かはッ…!
奏_桃
いる
星_緑
ギュッ  待って。今行っちゃダメ…!
奏_桃
でも…!!
そうこう話している間にも、いるまは容赦なく蹴られ続けていた。
星_緑
僕らがどうにかする。らんくん達は救急車と警察を
ウーーーーーーウーーーーーー (サイレン音)
チッ  サツか。
今日はこれくらいに解いてやるよw
そう言いながらまるで、いるまを物のように床に投げつけ、兄は嘲笑った。
奏_紫
けほっ、けほっ…。
奏_紫
ありがとう、ございます……。
いるまが言い切るのが遅かったのか、もしくは兄が部屋から立ち去るのが早かったのか、いるまがゆるゆると顔を上げれば、そこに兄はいなかった。
奏_紫
っ、終わった…………?
奏_桃
いるま!
奏_桃
顔すごい腫れてる、すぐ救急車を…!
奏_紫
大袈裟だって…。
奏_紫
これくらい大丈夫だから。
奏_桃
でも……
星_橙
…ねぇねぇ、いるいる。
星_橙
今からこさめちゃんを病院に連れて行くのに、着いてきてくれない?
奏_紫
いいけど…。
奏_紫
らんとかこえくんの方がいいんじゃ…?
星_橙
やだ。
奏_紫
やだって…。
奏_紫
あのなくにくに
星_橙
やぁだっ!やだやだやだやだやだやだ!!
星_橙
いーやーだぁー!!いるいるとゆさんと行くのぉ〜!!
奏_紫
はぁ…。分かったわかった。俺も行くから、落ち着け。な?
星_橙
✨!
星_橙
うん!


星_紫
ゆうくん、怪我してない?
星_紫
さっき、派手に突き飛ばされてたけど…。
星_緑
うん、大丈夫。
星_緑
尻餅だけで済んだみたい。
星_紫
良かった…。


奏_赤
こさめ!
奏_水
なつくん…
奏_赤
大丈夫か!?
奏_水
大丈夫だよ。
奏_水
…いるまくんの、おかげで…。
奏_赤
…そうか。


賽_赤
ないくん、今の人、誰……?
賽_桃
分かんない…。
賽_桃
でも、さっき…




賽_桃
兄ちゃんって、言ったよね……?

部屋は着々と、混乱の渦に呑まれていく。
普段ならリーダー組が指示を出して収めていくのだが、彼らにそんな余裕はなかった。
じんわりと進んでいた時間が、再び音を立てて動き始めたのは、スタッフと警察が部屋に入ってきてからだった。
スタッフ
皆さん無事ですか?!
警察
警察です!通報があって来ました!
賽_桃
っ、 紫髪で黒のジャケットを着た男を追いかけてください!
賽_桃
そいつが人を殴って脅しもしてました!
警察
分かりました!すぐに応援を要請して
奏_桃
そんなことしてたら逃げられる!
奏_桃
今すぐ追いかけてください!!
バタバタと、音が増えていく。
その音と比例するように、みんなの時間も、考えていることも、同じように溶けて消えていった。








??
…これで、いいん、だよね……?

??
…そう。これで…これでいい……。


ただ、彼らを除いて______。
桜夜音
桜夜音
おしまい!
桜夜音
桜夜音
いや〜今回心なしか短い気がする!
舞鈴夏
舞鈴夏
気がするやなくて短いんよ。
桜夜音
桜夜音
最後まで粘りに粘りました。
舞鈴夏
舞鈴夏
粘ってましたねしつこく。
桜夜音
桜夜音
そうなんですよね〜
桜夜音
桜夜音
あ、後題名もどうするか悩んだ。
桜夜音
桜夜音
この前理由にするか、新しくするか。
舞鈴夏
舞鈴夏
で、結局新しくしたんだ?
桜夜音
桜夜音
そうそう。
桜夜音
桜夜音
半分ヤケクソでこっちにしよ!
桜夜音
桜夜音
って
舞鈴夏
舞鈴夏
はぁ…。
桜夜音
桜夜音
なっ、なんでため息つくの〜!
舞鈴夏
舞鈴夏
いや…別に…
桜夜音
桜夜音
まぁ別にいいけど…
舞鈴夏
舞鈴夏
やっぱ馬鹿だね〜…
桜夜音
桜夜音
失礼な!
桜夜音
桜夜音
もぉ〜お〜!
          不貞腐れてます。↑
桜夜音
桜夜音
おつさよ!
舞鈴夏
舞鈴夏
おつまり〜
※6月2日に写真を変えました(検索避けのため)

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