羅翠はいつものように登校する。嫌われ体質のせいで誰もよってこない。それが羅翠のいつもの日常だ。でも今日は違った
羅翠が教室のドアを開けると賑わっていたあの楽しそうな声は消え去り、ヒソヒソと話す声が教室中に響く。
そっと自分の席に座った羅翠をあなたの下の名前は見ている。羅翠は気付いていないようだ。
そしてあなたの下の名前は席を立ち、そっと羅翠に近づく。皆はあなたの下の名前が羅翠に近づいたことに驚いている人も多々いる。羅翠は近づかれているのに気付いていないようだ。
そしてあなたの下の名前は勇気を振り絞り羅翠に話しかける。
突然話しかけられたことにびくっとする羅翠。驚き方がなんとも愛くるしい。
だが無口でまるで警戒されているようだ。
クラスメイト達は皆ポカンとした顔でいる。あなたの下の名前は羅翠の手を引いて人気のないところに行く。
羅翠は何故だか分からず混乱している
その質問に、返答は帰ってこず雀が鳴く音が響いた。羅翠は震えている。その理由は本人にしか分からない。少なくともあなたの下の名前がわかるはずなんてないのだから。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。