人混みを抜け、無我夢中で走るとグラウンドにはたくさんの人が集まっていた。
📢 ) それでは、ただ今より花火の打ち上げを〜
じぇひょがからの目のエールを受け取り、俺たちは反対側の方に立って空を見た。
花火の一回目が上がる時。
俺はヨシやに告るんだ。
なんて言おうかってずっと考えてたけどどストレートが1番いいだろ。真っ直ぐ伝えるだけ。
ここまで色々あったけど、今日はその集大成。
深呼吸して、心を落ち着かせて。
あとちょっと。告白まで。
🎇 バーーン!!!
うわぁ、という会場の歓声と共に俺はヨシやの方を向いて膝をついた。
yoshi side
バーンと大きな音と共に花火が上がる。
その瞬間、じふなに呼ばれた。
隣を見ると、膝を着いて僕に手を伸ばしているじふなが。
真っ暗だったじふなの顔が花火に照らされて顕になる。
どこか緊張しているような、でも優しい笑みで僕を真っ直ぐ見つめるじふなは
今までで1番かっこよかった。
僕が手を取った瞬間、いつもの鬼デカボイスで叫んで抱きついてきたじふな。
周りの人はみんな花火に見とれている。
ここは2人だけの世界。
僕とじふなだけ。
今まで色々あったし、大変な事もあったけど、その全てがフラッシュバックして今僕の脳裏に浮かぶ。
あぁ、ぼくしあわせだ。
この瞬間の幸せを噛み締めて、僕も精一杯じふなを抱きしめた。
jihoon side
どの瞬間も1ミリも逃さないように。
花火に照らされるヨシの顔をひたすら眺めていた。
今俺の隣にいるのは彼女。ヨシは俺の彼女。
この事実が信じられなくて、嬉しくて、頑張って平然を装って口角をキープしていた。
へへっ、って照れくさそうにふにゃふにゃ笑うヨシやの可愛さはもちろん爆弾級で。
それはそれは破壊力抜群だった。
ヨシやを抱きしめながらふと目を開けた時
あれ、?
ヨシやも俺の胸から離れて後ろを見る。
あ、そういえば………
※⑫話
言ってたーー!!!あいつ言ってたーー!!!
まさかあいつも告る気か、?てかもう告ったのか、?
と耳元でくすくす笑いながら言うヨシや。
……気になるし。
あ、あいつ今ジュンギュにキスしたよな!?しかもがっつり口にしたよな!?
お、俺らだってまだしてないのに……ぐぬぬ、…
とりあえず走って逃げた。
🎇 ) どーーーーん!!!!
📢 ) 以上をもちまして、後夜祭を終了…………
アナウンスを聞いてあからさまにしょげているヨシや。
ハルトたち見に行きたいって言ったのはヨシやだからな!?
まぁ、そんなとこも可愛いんだけど。←
……………うん、2人がよかったな。
告白も成功したし、今日はもうなんでも幸せ。
第1章 end
第1章が終わりました!!
長かったですが今まで見てくださった方々ありがとうございました!😭🤍
第2章もゆるゆる上げていきますのでこれからもよろしくお願いいたします🙇🏻♀️🤍




















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!