第84話

02.追憶、あの日の暗闇へ
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2026/05/20 13:58 更新
ー深夜ー
ーーー類の部屋ーーー
【R】
『……それで、2年前とはずいぶん変わったって話をしたんだ』
【ふぇにー】
『へ〜!お友達とそんなお話したんだね!』
【nenen】
『確かに、一緒に作り始めてからもう結構経ったし、いろいろ変わったよね』
【nenen】
『セカイに行くようになってからは特に色んなことがガラッと変わったし』
【天】
『……変わった、か』
【R】
『天くんはどう思う?』
【天】
『確かに……2年前とは違う、と思う』
【R】
『ふふ、そうだねえ』
【R】
『変わったと言えば……僕らの話し方も変わったよね。最初の頃は天くんとも敬語で喋っていたし』
【天】
『ああ……そうだな』
【nenen】
『最初って……まだRと天の二人でやってた時のこと?』
【R】
『うん、そうだよ』
【ふぇにー】
『はじめは天くんとRくんのふたりで活動してたんだよね!』
【ふぇにー】
『なんか4人でやるのが当たり前になってるからふたりだけでやってたなんてなんだか想像できないな〜!』
【nenen】
『……たしかに、それはあるかも…』
【ふぇにー】
『ねえねえ!最初の頃のニーゴってどんな感じだったの!?教えて教えて!!』
【ふぇにー】
『天くんとRくんがふたりで作ってたときのこと、何となくしか聞いた事ないからすーっごく気になる〜!!』
【R】
『最初の頃、か…』
『あら〜、なんだかとっても面白そうなお話ね〜…』
【ふぇにー】
『……!この声は!』
【nenen】
『わっ、……!ミクに、ルカ……!?
なんでパソコンのモニターに…?』
ミク
『やっほー☆寧々ちゃんっ!司くんっ!えむちゃん!類くん!!』
【ふぇにー】
『やっほー!!ミクちゃんっ!!』
ルカ
『……ところで、今の話、わたしもとっても興味があるわ〜』
ルカ
『よければ一緒に聞かせてくれないかしら〜…』
【R】
『ふふ、僕は構わないよ。
天くんは?』
【天】
『……オレも…構わんぞ』
【R】
『……2年前の今頃、僕の父さんが倒れてね』
【R】
『…誰も傷つけないような、音楽という方法で誰かを笑顔にしよう、って思ったんだ』
【R】
『それから、毎日曲を作るようになって……』










ー2年前ー
カチッ
中学生の類
……だめだ
中学生の類
……こんなのじゃない。
………こんな音で笑顔になれるわけないじゃないか
カチカチッ
中学生の類
……もっとベースの音を強く……
………露骨すぎた……。
ピコンッ
中学生の類
……もっと、……もっと…!
………違う……これじゃない…
ピコンッ、ピコンッ、ピコンッ
中学生の類
……うるさい、…!
…一体なんの…、
中学生の類
……?
………動画サイトからの通知…?
中学生の類
(……ああ。曲についたコメントも曲作りのヒントになるかと昨日あげた新曲の通知、入れっぱなしにしてたのか)
中学生の類
(……どんなコメントが、来てるんだろうか)
コメント

『これ本当にひとりで作ってるの?』

『毎回クオリティがヤバくて草も生えんわ。
作者何者なんだ』
中学生の類
………
中学生の類
………ぁ、
コメント

『こんなに音楽に共感できたのは初めてです。
なんだか笑顔になれそう。』
中学生の類
……笑顔に…
中学生の類
………よかった
中学生の類
(……でも、まだ足りない)
中学生の類
(もっと……作り続けないと
それで、もっと、たくさんの人を…)
中学生の類
……そうしないと
中学生の類
………僕に生きてる資格なんてない

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