私はゆっくり歩きながらお風呂場まで向かう
あれから恵美とお母さんは出かけてしまった
了解、と言った後ドアを閉め服を脱ぐ
なんか変な感じだな
いつもは1人だから夜誰かと一緒にいるって
そんなことを思いながらお風呂に浸かる
夢みたいだ
駆の家でこうやってお風呂入ったりするのって
湯船に浸かりながらそんなことを考えていると頭がボーっとしてきた
そろそろ出ないと
立ち上がろうとした瞬間足に痛みがはしる
だんだん体も暑くなってきて上手く力が入らない
私はゆっくり近くにある呼び出しボタンを押す
すると遠くの方から足音が聞こえこちらにやってくる
そこで私の意識が途絶えた














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!