第49話

ノスタルジー
46
2025/09/04 04:42 更新





ではではどうぞっ!!!



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目を覚ますとそこは何処かは分からない廃屋だった。








あなた「ここ…どこ…」





(???)「やっぱり覚えてないんだ。」





あなた「貴方…誰…?」





(斉藤壮馬)「僕はそうま。よろしくね。」





あなた「どうしてこんなところにいるの?」





(斉藤壮馬)「んんー、どうしてだろう。気が付いたらここが僕の居場所になってたからなぁ…」





あなた「そう…なんだ…」




しばらくの沈黙。




あなた「どうして…私は此処にいるの…?」





ハッとしたような表情を見せた君。


でも答えは






(斉藤壮馬)「その答えは自分で見つけないと。」





そう言って私に背を向けて歩き出した。






あなた「あっ、待って!」






急いで彼の後ろについていく。






しばらく無言で歩く二人。





その廃屋はどこか懐かしい気がして。



頭の中の奥底にひっそりと眠っているような、懐かしい場所のような気がした。




でもその記憶が夢なのか現実なのかは分からない。








あなた「私…ここに来たことあるのかな…。すごく懐かしい気がするの。」







(斉藤壮馬)「…ここに来た人はみんな口を揃えてそうやって言うんだ。【懐かしい場所】のような気がするって。でも…君だけは違ったのに…。」








あなた「えっ…?」






頭の中で小さく聞こえる声。





「私ここ大好き!」


「どうして?」







「だって緑色の葉っぱが綺麗なんだもん!」








この言葉を発した小さな女の子は一体誰なのか。





そして、一緒に喋っている男の子は誰なんだろうか。





考えているうちに頭が痛くなる。








あなた「うぅ…頭が…」





(斉藤壮馬)「…。」







そうまくんの方を見た。






ひどく真面目そうな顔をしているそうまくんの目は…


どこか寂しそうな目をしている。





あなた「ど、どうして…そんな寂しい目をしているの…?」






頭を抱えながら、聞いてみる。











(斉藤壮馬)「どうしてって…*******から…」






テーブルに雑に座ったそうまくんをみて思った。





もしかしたら…



私は…




ここへ来たことがあるのかもしれない。




小さい時に。







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あなた「パパ〜ママ〜どこぉ?」




(???)「こんなところで何しているの?」



あなた「パパとママとはぐれちゃった…どうしよう。」




(???)「そっか…それならパパとママが見つかるまでお兄ちゃんのお家に来る?」




あなた「えっ!いいの!?」





(???)「いいよ。」





あなた「わーい!ありがとう!」






(???)「はい。ここが僕の家。」





あなた「わぁ!すごい!」





(???)「ボロボロでしょ?」





あなた「私ここ大好き!」





(???)「どうして?」





あなた「だって緑色の葉っぱが綺麗なんだもん!!」






(???)「はは。そっか。それは良かった。」






あなた「ところでお兄さん、名前何ていうの?」






(斉藤壮馬)「僕の名前はそうまだよ。覚えていてね。」






あなた「うん!ずっと覚えている!」







(斉藤壮馬)「どうして君の目は…そんな風にキラキラしてるの?」






あなた「どうしてって…お兄ちゃんを見てるから!」







(斉藤壮馬)「えっ…?」






あなた「お兄ちゃんを見てるとね、心がぽかぽかするの。なんだろうね、これ。」







(斉藤壮馬)「そっか。じゃあ行こうか。」





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(斉藤壮馬)「どうしてって…貴方を見てるから。寂しい気持ちになるんだよ。」





あなた「…だから、そんな目をしてるのね。」





小さく頷くそうまくん。








そっとそうまくんに近づき体に抱きついた。










(斉藤壮馬)「えっ…」






あなた「ずっと…こうやってしたかったの。あの時から。」






(斉藤壮馬)「あの時からって…」





あなた「迷子になった私を連れ出してくれた時からだよ。そうまくんを見ているとね、心がぽかぽかするの。」





(斉藤壮馬)「…」






あなた「いつか…触れたいと思っていたの。」






(斉藤壮馬)「そっ、か…」









近くの葉っぱに小さな雨粒が触れる。






(斉藤壮馬)「雨…か…」






あなた「もうここには来れない…っていうこと…?」






(斉藤壮馬)「そうだね…」





あなた「だったら最後に一つだけ…」






(斉藤壮馬)「なn…(チュッ」








静かに唇を重ねた。




この思いに蓋をするように。





周りには、雨音だけが静かに聞こえた。




唇をそっと離す。






あなた「もう、帰らなくちゃ。」






(斉藤壮馬)「えっ…もう?」





あなた「雨が止む前に帰らないと…」




(斉藤壮馬)「そう…だね。ありがとう。思い出してくれて。」




あなた「最後に思い出せてよかった。」





(斉藤壮馬)「また、会えるといいな。」





あなた「もう…会えないんだって。」





(斉藤壮馬)「知ってるよ。言ってみただけ。」





あなた「それじゃぁ…バイバイ。」






手を振りながら前を向いた。






やっぱり貴方は…



最後まで…






寂しい目をしているのね。









また会えたときは…



キラキラ輝く目にしてあげないと…










あの月のように。











〜Next〜


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読んでくださり、ありがとうございました。





では、おやすみなさい。






解説…いりますか…?笑



いらないですよね。



みなさん賢いですもんね。



そうですよね。



失礼しました。






おやすみなさい。




p.s.

寝落ちして夜のうちに公開出来ていなかったので今します。

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