……………医務室の…天井
僕の左手には点滴が繋げられている
あれ、僕どうなったんだっけ…
おとり捜査をしてて、そこから毒に…!
ふと右をみるとドヨンヒョンが寝ている
僕はそう呟く
あの苦しみが嘘だったかのように治っている
ただ、座ろうと体を動かすと目眩が
もう少し安静にしとけってことかな…
ソンチャンは僕のおでこに手を当てる
ソンチャンはドヨンの布団をかけ直すと出ていった
彼が連絡をしたのか、続々と人が見舞いに来た
テヨンヒョンとジョンウヒョンが僕に抱きつく
その後ろにはユタヒョンが。
(僕はこの組み合わせを御三家って呼んでます)
よしよしね頂きました
結構で〜〜〜〜〜す(^^)
テヨンヒョンが僕の横に寝ているドヨンヒョンに気づくとめっちゃ悪そうな顔をした
テヨンヒョンがドヨンヒョンのほっぺをぺちぺち叩いたりつんつんしたりする
すっごい嫌そうな顔をして寝返りを打つドヨンヒョン
この人も中々起きないな…
そこからしばらく話をすると御三家は仕事に戻っていった
そして入れ替わるようにジャニヒョンとテイルヒョン、マークが見舞いに来た
……父と母と息子感
………飛び込んできやがった…
ダイブしてきたマークの頭を撫でてやる
ジャニヒョンもギュッとハグしてくる
包容力すごい…
テイルヒョンが医務室のキッチンに向かう
すごい美味しそうなゼリー…
わざわざ買ってくれたのか
そういうとマークはポケットから細々と何かを出す
ひとくちチョコ、飴、中身が少ししか残ってないフリスク…
他にも同じようなテンションのものが色々
ん?なんかゴミも混じってね?
…………弟達…
…徹夜の頭で自分のあげれるものをくれたって思っとこう……
多分このゴミをよこしたのはジェミンだろうな…
愛と解釈して受け取っとこう
テイルヒョンが湯気のたった器を持ってくる
中には溶き卵が入った美味しそうなお粥
テイルヒョンはそれをスプーンですくってフーフーすると僕の口に差し出してくる
食べさしてくれるんだ…笑
毒の影響でまだ手が震えてるの気づいてたんだ…
ぱくっとお粥を口に入れる
優しい出汁の味が体に染みる
すごく美味しい…
そこからヒョンは全部食べさせてくれた
「あーん」ってヒョンが言う度にマークとジャニヒョンも口が開く
面白い…………w
なんだか凄い和むなこの人たち…
ヒョンたちが帰った後、ベッドの上で僕は無理がない範囲で仕事をする
そこでやっとドヨンヒョンが起きた
ドヨンヒョンはバタバタと起き上がるとカーテンの外に出る
チラッと外を見てみるとソンチャンがデスクに全てを投げ出したような体制で突っ伏している
揺り動かしても起きない
ドヨンは誰かに電話する
しばらくするとショウタロウがソンチャンを回収して出ていった
………平和だなぁ笑
少し微笑むと横になる
…?
寝ちゃってたのか…
手に感覚を感じて目が覚めた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。